芸能人の大反撃が始まるかもしれない――。
これまで多くの芸能人が何よりも恐れていたのが、出演するCMや広告などのスポンサーから違約金を請求されることだった。
「企業側としてみれば、契約書に記載された内容を履行しない場合は違約金請求の対象となります。一番は芸能人がイメージを棄損した場合。不倫や刑事事件などは論外ですが、妊娠や離婚などもスポンサーにとって違約金請求の対象になってしまうんです。お酒のCMでは基本、妊娠はNG。またファミリーをターゲットにしているCMで離婚はアウトといった具合です」(大手広告代理店幹部)
【関連】「ビッグモーター」不正行為を“自虐”した2006年テレビCMの問題シーン ほか
ところが、今後は違約金請求にも話し合いの余地が展開されるなど、ある一定のルールが課せられる可能性が浮上。その背景には、先ごろ発覚した中古車販売大手『ビッグモーター』の保険金不正請求問題が発端になっているという。同社は故意に車両を傷つけ、損害保険会社に修理代を水増しするといった悪質な行為を全国で展開していたことが明らかに。CMキャラクターを務めていたのが俳優の佐藤隆太だった。
企業側から起きた問題の場合は…
「『車を売るならビッグモーター』でお馴染みですが、今回、佐藤側はビッグモーターに対し降板を申し入れ、7月21日に契約解除したことが発表されました。兼重宏行社長は、謝罪したうえで、一連の問題の責任をとって26日付けで社長を辞任、息子の兼重宏一副社長の辞任も発表しました。今後、争点になるのが佐藤のイメージを毀損したことに対する損害賠償額。本来、契約書には企業が犯罪を犯すなどの明文化はされていませんでした。まさに佐藤が芸能人第1号として、自身が出演していたCMスポンサーを訴えることになるかも」(芸能プロ関係者)
ちなみに、佐藤側は同社のCMで年間1500万円を手にしていたとささやかれている。
「佐藤がスキャンダルを起こした場合は10倍の1億5000万円が請求されるが、裁判所の判断に委ねられれば、金額の算定は非常に難しい」(事情通)
今後、CMに出演する芸能人は、契約書に企業が問題を起こしたときの一文を入れるべきという声も。
「あくまでも芸能人は仕事をもらう身。細かいことを要求する芸能人は、CMに起用されないでしょう」(同)
車同様、傷つけられた佐藤、どうする隆太。
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