俳優の渡辺謙が6月30日、21歳年下の〝不倫報道女性〟と再々婚していたことを各メディアに報告した。フランスに子供たちと移住している長女で女優の杏は、渡辺の3回目の結婚に沈黙。周囲から大々的な祝福の声がないことから、ビートたけし化が懸念されている。

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「広末涼子のダブル不倫騒動が収まっていない中での結婚発表は、タイミングが悪すぎる。杏は両親の離婚騒動で17歳のときにヤングケアラーを経験しているうえ、自身も東出昌大の不倫で離婚している。不倫報道のあった女性との再々婚には複雑な心境でしょう」（女性誌記者）

ヤングケアラーとは、大人が担うような家族のケア責任を引き受け、家事や介護、感情面のサポートなどをする18歳未満の子供で、近年、社会問題になっている。杏も17歳で両親の離婚騒動に巻き込まれ、ヤングケアラーを体験している。

「杏の母親の借金トラブルに関わりたくない渡辺は、家を出て離婚を突き付けた。以降、杏がモデルとして働き、家族の生活を支えたんです」（芸能関係者）

一家を支えた娘・杏の苦労…

杏は当時『サンミュージックプロダクション』系列事務所にモデルとして所属しており、事務所社長だった故・相澤秀禎氏は本誌に「杏は渡辺謙の娘であることを隠して所属していましたが、母親が事務所に『杏のギャラの前借りをさせて』とやって来たので、渡辺の娘だと、すぐ分かりました。杏は、かなり苦労してました」と語っていたものだ。

2005年、渡辺と杏の母親の離婚が成立。その前に不倫関係になった女優の南果歩と9カ月後に再婚した。16年、南が乳がんを患っていることが判明。渡辺は妻を支える献身的な夫を演じる一方で、今回の再々婚相手との不倫が発覚し、南と18年に離婚した。

「再婚したビートたけしから次々とブレーンが離れていったように、再々婚した渡辺の孤立化が危ぶまれていますよ」（夕刊紙記者）

ちなみに渡辺は、たけしが監督を務めた新作映画『首』の出演オファーを断っている。そんな関係の2人がそろって、本来、めでたいはずの結婚を祝福されないとは、因果な話だ。