7月19日と20日に行われたプロ野球のオールスターゲームの視聴率が発表された。
WBCで侍ジャパンにも選出された〝完全試合男〟こと千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希が先発した第1戦の平均世帯視聴率は9.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区/以下同)、第2戦は同7.7%だった。
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いずれもテレビ朝日系が中継。2桁近く獲っているので健闘しているように見えるが、球界関係者の間では落胆ムードが漂っているという。
「昨年7月26日に行われた第1戦の視聴率が9.7%でしたからね。今年は話題の佐々木が先発だったことや、WBCフィーバーという背景を加味すると厳しいものがあります」
確かに、WBCであれだけ列島が歓喜したにしては物足りない数字と言えるかもしれない。
平日朝でも脅威の視聴率
一方、同じテレ朝系で7月12日に中継されたメジャーリーグのオールスターは、平日午前という時間帯にもかかわらず平均世帯視聴率7.4%を獲得。ゴールデンタイムに放送された日本のオールスター第2戦とほぼ変わらない数字を叩き出している。
「結局、日本人は大谷翔平のプレーが見たいだけで、日本のプロ野球には興味がないということですよ。第1戦の中継では、日本のオールスターゲームにもかかわらず、大谷のVTRを流すコーナーがありましたからね。テレビ局も『需要は大谷』だと自覚している証拠です」(スポーツジャーナリスト)
視聴者たちは、世界でも史上トップクラスの活躍を見せる大谷を目の当たりにし、日本のプロ野球のレベルが見るに堪えないほど低く感じられているのかもしれない。
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