『SPEED』デビュー25周年CDボックスに“強気の価格”が付いたワケ

1990年代後半に人気を博した女性4人組グループ『SPEED』が、来年1月13日にデビュー25周年記念BOX『SPEED MUSIC BOX-ALL THE MEMORIES-」(税抜き1万9968円)を発売する。

SPEEDは、96年8月にシングル『Body&Soul』でデビュー。これまでに、シングル20枚、アルバム9枚を発売。2000年に解散するも、二度の再結成を経て、08年に復活し、同年のNHK『紅白歌合戦』で9年ぶり4回目の出場を果たした。

しかし、12年11月のアルバム『4 COLORS』のプロモーションを最後に、4人での活動は休止状態。現在、島袋寛子はソロとして活動し、今井絵理子は16年の参院選で自民党から出馬して当選、政治家に転身した。上原多香子と新垣仁絵は家庭に入り、特に芸能活動はしていない。

“たたき売り”のようなもの!?

「BOXは、全シングル、アルバム楽曲のオリジナル版を収めた全87曲入りのCD8枚組で、さらには未発表曲も収録されているといいます。やたら強気の値段設定ですが、もはや音楽業界においてSPEEDの需要があるとは思えず、そこまでの売り上げは期待できないのでは。そもそも、島袋以外の3人は引退状態で、ステージ復帰は無理でしょう。おまけに、今井、上原は不倫スキャンダルが報じられ、世間のイメージは決して良くありませんし」(レコード会社関係者)

では、なぜこのタイミングでの発売となったのだろうか。

「言葉は悪いですが〝たたき売り〟のようなものでしょう。現在、SPEEDの所属事務所は経営が傾いてしまい、カネになるものならば何でもありという雰囲気。昔、事務所の創業者は大好きな海外のカジノで大負けするたびに、『いざとなったら、SPEED再結成すればいいや』と〝打ち出の小づち〟みたいに扱っていたようですが、もはやかつてのように稼げるかは疑問です」(芸能記者)

果たして、すでに〝オワコン〟なのだろうか。