(画像)Yellow Cat / Shutterstock.com
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石川慎吾に続けるか?出場機会に恵まれない“飼い殺し”巨人選手の行方

プロ野球「マイナビオールスターゲーム2023」が盛り上がっているが、トレードの期限も迫っている。


7月3日にトレードで巨人が千葉ロッテに放出した石川慎吾は、移籍後の打率が5割を超えるなど絶好調だ。


「石川は2軍で3割5分超えのハイアベレージを残すも、丸佳浩、ブリンソン、ウォーカーといった豊富な外野陣の前に出番がなく、小沼健太投手とのトレードでロッテに移籍しました」(スポーツ紙記者)


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小沼の入団会見に同席した大塚淳弘球団副代表は、トレード通達日に石川本人と話をした際、「環境変えれば大化けする可能性あると。バッティングは一流なんだから頑張れと話をした」と明かしていた。


また、「原(辰徳)監督と一致しているのは、〝飼い殺し〟はしちゃいけないということ」ともコメント。「うちで欲しいですよ、置いときたいですよ。でも慎吾のためを思って、活躍できる場を提供してあげたいなというのは原監督も同じ思いだと思います。活躍して欲しいです」と続け、選手を思ってのトレードだったことを強調した。


「昨今の巨人はトレードに積極的です。大塚副代表も語っていたように、その背景には球界全体や本人のことを思い〝飼い殺し〟を防止したいという目的がある。今回の石川然り、澤村拓一、髙田萌生、田中貴也なども同様の理由で放出しています」(前出・スポーツ紙記者)

本音と建前

だが、まだまだチームには飼い殺しされている選手も多い。

「筆頭格と言えるのは、正捕手候補として将来を期待された小林誠司でしょう。彼は打撃力が投手並という明確な弱点があり、近年は〝打てる捕手〟の大城卓三にマスクを奪われている。しかし、未だに強肩や守備力は健在な上、優勝やWBC選出などの経験も豊富で、まだ腐るには早い」(スポーツライター)


小林は、そのルックスから女性人気も高く、試合に出ずともグッズ売上が高いため、〝ドル箱〟として放出できないという見方もある。


「内野手では、以前ロッテから獲得した香月一也も2軍で腐っています。ファームではそこそこの成績を残していますが、1軍の内野が激戦区すぎるため、食い込める余地がない。27歳という最も活躍できる年齢を考慮しても、本人のために他所へ出してやるべきでしょう」(同・ライター)


投手陣では、昨年に中継ぎの柱として活躍した選手がくすぶっている。


「昨年55試合で21ホールドとキャリアハイの成績を挙げた今村信貴も、今季は不調で1軍出場わずか5試合と、2軍暮らしが続いている。しかし、昨年の実績に加え、先発も中継ぎもこなせる器用さを持ち合わせており、環境を変えれば再起する可能性は高い。本人のためを思えば、親心でトレードに出してもいいのではないか」(同・ライター)


かつては「獲得した選手を使わない」と揶揄されることも多かった巨人だが、今も〝本質〟は変わっていないのかもしれない。