(画像)T. Schneider / Shutterstock.com
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「ChatGPT」にCMを作らせたサントリーが“地上波放送”を断念した理由

サントリー食品インターナショナルが、いま話題の生成系AI「ChatGPT」を活用した新CMを制作し、ネット上で「カオスすぎる!」と話題になっている。


ChatGPTを活用して制作されたのは『GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶』の新CMシリーズ「やさしい麦茶、発芽大麦入りました。」篇。


【関連】山下達郎&目黒蓮の『午後の紅茶』新CMは“ジャニーズ癒着”の象徴か ほかCM制作の総指揮をとったという同社の〝やさしい麦茶宣伝部のAI部長〟にCMプランを相談したところ、人気コンテンツ『アイドリッシュセブン』の二階堂大和役や『ヒプノシスマイク』飴村乱数役で知られる声優の白井悠介の名前がピックアップされたという。

人間では思いつかない構成

ところが、出来上がったCMは、なぜか白井が両手にソックスをはめて登場し、突然バレエダンサーのような高速回転を披露したり、空からキウイが降ってきたかと思えば、回転するドーナツに乗って旅に出たりと、次から次へと奇想天外なシーンが飛び出す。

随所に白井が麦茶を飲むシーンは差し込まれているものの、「タイムトラベルパスタ スパゲッティが出てくる」という謎のキャッチコピーが大写しにされるなど、まさにカオス状態。さすがに人間では思いつかない構成になっている。


「あまりに奇抜すぎて、ユーザーを困惑させると思ったのか、地上波では『マツコの知らない世界』(TBS系)内で1日限定公開されただけでした(笑)。その利用法をめぐって議論が起こっているだけに、サントリーの担当者も『AI領域への本格参入を示すものではありません』と説明しているほどです」(ネットライター)


さすがにCMを作らせるのは早すぎた?