両リーグ唯一の30本塁打以上で、今年もメジャーリーグの中心で活躍する大谷翔平。だが、所属チームは勝率5割に満たず、苦しい戦い…。そこで、本人のモチベーションを維持し、チームの支出も抑えられる〝裏技〟が考案された。それが「ヤンキース移籍」だ!!
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アメリカ・メジャーリーグのトレード期限(日本時間8月2日午前7時)が半月後に迫り、エンゼルス・大谷翔平の「移籍」が確実となった。シーズン残り3カ月の事実上「レンタル」、行き先は東海岸の、あの名門。エンゼルスはプレーオフ出場を熱望する大谷を支援し、今季終了後にFAでエンゼルス復帰を促す高等戦術か!?
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大谷と最強コンビを組む主砲マイク・トラウト外野手の左有鉤骨骨折が決定打となり、エンゼルスは坂道を転がるように失速している。大谷自身は好調だが、「なおエ」状態(「なお、エンゼルスは敗れた」のネット用語)が続き、前半戦終了時点で最大「8」あった貯金が消滅。大谷が来季以降の契約条件に挙げた「ポストシーズン進出」は極めて厳しい状況となった。
一方、ヤンキースも看板打者のアーロン・ジャッジが右足親指の靭帯を断裂。昨季12勝の先発ネスター・コルテスも不調で、プレーオフ進出が険しい状況だ。
そんな中、エンゼルスの本拠地アナハイム(カリフォルニア州)で「二刀流大谷のヤンキースへのトレード内定」との情報が流れている。昨夏から大谷は「エンゼルスのファンと球団が好きだが、それ以上に勝ちたい」と訴え、ここ8年ポストシーズン出場を果たせないチーム状況に強い苛立ちを隠さない。
今季も日本のクライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズにあたるポストシーズン進出を逃せば、今季終了後にFA権を得る大谷がエンゼルスを出るのは確実。この窮地を脱しようと、モレノ・オーナーが一発博打に出た。
「シーズン中のヤンキースへのトレードです。8月以降の3カ月、ヤンキースのワールドチャンピオン争いに加わったあと、オフにFAで戻ればいいと。MLBルールに抵触する恐れがあるため、それ以上は言えないが、事実上のレンタルトレードです。戻るかどうかを決めるのは大谷自身ですが…」(カリフォルニア州の日本人弁護士)
現地メディアが「大谷の交換選手がヤンキースの将来有望な若手選手4人(外野手2、投手2)で合意」と報じたこともあり、日本の大手広告代理店担当者は、連日情報収集に躍起だ。
シーズン中にお楽しみ体験!?
アナハイムスタジアムには船井電機、コーセー、バンダイナムコ、ヤクルトなど10社近くの日本企業の看板のほか、ポルシェ、セイコーウオッチなど大谷の個人スポンサー企業もある。トレードが決まれば、契約の見直しや看板変更などの対処が迫られる。
「昨年もこの時期にヤンキースへのトレードが報じられましたが、今回は切迫度がまるで違う。ほぼ確定でしょう」(大手広告代理店)
ア・リーグ西地区のエンゼルスは、前半戦終了時点で首位レンジャーズと7ゲーム差の4位。今季はア・リーグ東地区がめっぽう強く、2〜4位のオリオールズ、ブルージェイズ、ヤンキースの勝率はいずれもエンゼルスを上回っている。プレーオフ進出は、潰えたも同然だ。
一方、2009年以来ワールドチャンピオンから遠ざかっているヤンキースもお尻に火が付いた状況。しかし、リーグの本塁打部門1位、打点部門2位、奪三振部門3位の二刀流・大谷が加われば、ジャッジ、コルテスの戦力ロス分をリカバーでき、プレーオフ進出が見えてくる。二刀流大谷にとって、打者としてはDH限定、先発ローテも他球団が中4日で回すところを中5日で組んでくれるエンゼルスほど居心地のいいチームはない。しかし、毎年プレーオフに進めないことが唯一最大の不満だ。
「そこで陣営がひねり出したのが、3カ月の〝お楽しみ体験〟。ヤンキースでプレーオフの陶酔感に浸り、オフにFAで戻ってもらう。大谷獲得に前のめりになっているヤンキースに便乗した高等戦術です」(エンゼルス関係者)
実は、今回のレンタル作戦のモデルになっているのが、16年7月25日にヤンキースが実施した奇怪なトレードだ。史上最速169キロの記録を持つA・チャップマン投手をア・リーグ中部地区のシカゴ・カブスに譲渡した一件だ。
当時、ヤンキースは東地区4位に低迷し、プレーオフ進出は困難と判断。カブスの求めに応じ、大谷同様にシーズン終了後にFA権を得ることが決まっていたエースをリリースした。チャップマンはカブスの世界一に貢献した後、同年11月にFAとなり、何事もなかったようにヤンキースと再契約して古巣に戻った。
今回のヤンキースは、立ち位置こそ真逆だが、今の大谷を擁するエンゼルスのチーム事情とよく似ている。そこでP・ミナシアンGMが「こんな前例がある」とモレノ・オーナーに大谷トレードを進言したのだろう。
今季の大谷の年俸は約40億円。ヤンキースにトレードすれば、プレーオフ進出を逃してもツケを半分回せる。ヤンキースとしても14年ぶりに世界一奪還できれば、返礼として大谷の古巣復帰を後押しする。
「ヤンキースがこの時期に800億円規模の超大型契約を結べば、ポストシーズンを争う球団の反発が予想され、まとまる話もまとまらない。そこでエンゼルスは大谷のポストシーズン願望を支援することを匂わせて、美談にすり替えようとしているのだ」(米国在住記者)
いずれにせよ、このままでは10月2日にはシーズンが終了して大谷は終戦を迎えるが、ヤンキースで世界一を目指せば、世界中が盛り上がる。同じリーグならタイトルにも影響がなく、本塁打王&ワールドチャンピオンの夢も広がる。
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