有名シェフ・鳥羽周作氏との不倫騒動で、所属事務所「フラーム」から無期限謹慎処分を受けた女優の広末涼子。このことが発端となり、フラームが分裂状態に陥るかもしれない。

「フラームは、広末のマネジャーだった井上義久社長が独立して立ち上げた事務所。今でこそ戸田恵梨香や有村架純などが所属していますが、もともとは広末の個人事務所のような成り立ちなんです」（スポーツ紙記者）

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ところが、今回の不倫騒動で広末は井上社長への不信感をあらわにしている。

「所属する女優たちは広末をリスペクトしていましたが、今回の騒動と事務所批判を展開したことで広末から心が離れているともっぱらです。戸田は、同じ兵庫県出身の有村、不倫騒動での余波を引きずる唐田エリカ、松本若菜らに慕われている。〝戸田派〟は広末がやけくそになって事務所を退所してもフラームに残るでしょう」（同・記者）

「みな実憎し」の広末

さらに、フラームには「別の派閥」も存在するという。

「2020年にフラームに移籍した田中みな実と、彼女を事務所に引き入れた山口紗弥加の一派です。山口は、広末より1年芸歴が長いが、事務所内では絶対に超えられない〝目の上のタンコブ〟のような存在。広末の自暴自棄な行動も冷ややかに見ているはずです」（同・記者）

さらに、広末と田中には「因縁」もあるとされる。

「田中は気難しい性格で、前所属事務所では次々と担当マネジャーが代わるため〝マネジャー・クラッシャー〟と呼ばれていた。それは移籍後も変わらず、21年3月には、長年にわたって広末を担当していた敏腕マネジャーが田中の担当に耐えきれず事務所を辞めている。以来、広末は〝みな実憎し〟になっている。ところが、広末が当分は仕事ができない穴を埋めるのは田中だと言われている。〝あざとい〟田中は事務所内で下克上を狙い、井上社長に『私と広末、どちらを選ぶの？』と詰め寄ったとしてもおかしくない。このままではフラームはバラバラになりかねませんよ」（芸能関係者）

山口組の分裂抗争は、保守本流と言われた「山健組」が、六代目山口組を牛耳る「弘道会」に反発し、脱退したことで起こった。さらに、脱退メンバーが結成した「神戸山口組」内でも分裂を繰り返し、現在は独立団体が乱立する事態に陥っている。

フラームも、広末が独立した場合、事務所内でのパワーバランスが崩れ、四分五裂するかもしれない。