(画像)Conor P. Fitzgerald/Shutterstock
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大谷翔平の試合日は「老人ホーム」職員が助かる!? その意外な理由とは

日本時間7月12日の午前9時から行われる大リーグのオールスター戦に3年連続で出場するエンゼルス・大谷翔平(29)。大谷はファン投票のDH部門でア・リーグ最多得票を集めて選出された。


「投手としても3年連続で選ばれましたが、マメの影響で登板は回避。スタメンで出場することが決まっていますが、打者に専念する予定です」(スポーツ紙記者)


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前半戦を終え、両リーグトップの32本塁打、打点も71でリーグ単独2位。6月には日本人最多となる3度目の月間MVPを受賞した大谷は、野球のファン層も変えてしまうほどの存在になっている。


「今年3月のWBCでファンになったという若年層も多い。若者世代の野球離れは深刻で、年々、競技人口も減り、サッカーの方が人気になっていました。ところが、今では若者の間でも『今日の大谷どうだった?』が合い言葉になっているほどです」(スポーツライター)

「まるで力道山時代の街頭テレビ」

しかも、大谷人気はシルバー層にも浸透しているというから凄い。

「大リーグの試合は時差があることもあり、日本時間の午前中に行われることが多く、これがシルバー世代のテレビ視聴傾向と実に親和性が高いのです。近年はテレビ離れも叫ばれていますが、高齢者はまだまだ朝の情報番組から始まり、昼のニュース、午後のドラマと毎日テレビを視聴する習慣が根強い。ちょうど、日本時間の早朝や午前10時か11時に試合が始まるため、大谷の活躍を一目見ようと、こぞってエンゼルス戦にチャンネルを合わせる高齢者が多いというのです」(同・ライター)


5月に放送されたクイズバラエティー番組『ニンチド調査ショー』(テレビ朝日系)で、80代に「あなたの人生で一番のヒーローは?」と質問したところ、1位は夫と妻だったが、大谷は力道山や加山雄三、美空ひばりを抑えて3位にランクイン。2位の石原裕次郎に迫る人気だった。


82歳の男性は《日本人の誇り》と語り、85歳の女性も《毎日見てる。試合が楽しみ》と明かすなど、文字通り老若男女問わず人気があることを証明してみせた。


「ケアハウスや老人ホームでは、エンゼルス戦がある日は利用者がおとなしく観戦してくれるため、職員の手間がかからないという笑い話もあるほどです。まるで力道山時代の街頭テレビ。すごい影響力ですよ」(前出・スポーツライター)


チームに故障者が続出していることから、ドジャースやヤンキースへのトレードも噂されている大谷。万が一、シーズン途中でユニフォームが変わっても、日本国民の熱狂ぶりは変わらない。