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支持率「ジリ貧」菅首相が『ひるおび!』MC恵俊彰と会食した思惑

菅義偉
菅義偉(画像)vasilis asvestas / Shutterstock.com

新型コロナ対策が後手後手に回って支持率が急降下している菅政権は、〝追い込まれ解散〟した2009年の麻生政権に酷似しているとされる。当時の麻生太郎首相は発信力のあるビートたけしに、支持率回復の救済を求めた。そして現在、コロナ禍の菅首相がどの著名人を頼るのか注目されているのだ。

「菅首相は年末のステーキ会食に参加していた、みのもんた、俳優の杉良太郎など、麻生氏よりは幅広い芸能人脈を持っている。麻生氏が首相のとき、たけしに支持率回復を託そうとしたように、派閥に属さない菅首相も影響力のある芸能人に頼るのではないか。水面下では、芸能人探しが始まっています」(永田町関係者)

麻生氏は08年9月に第92代内閣総理大臣に任命された。「未曾有」を「みぞうゆう」との読み間違いは別として、支持率は13%まで落ち込んでいた。支持率回復のために麻生氏が、当時、最も芸能界で発信力のあったビートたけしに知人を通じて救いを求めたことは、あまり知られていない。

「2人は、赤坂にある高級料亭『A』で密会。支持率回復のため、たけしは麻生氏に対し『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)のゲスト出演を提案したんです。事務所のスタッフがその方向で動いたが、番組はバラエティー。報道局の縄張り意識で実現しなかった。もし、実現していれば、流れは変わっていたかもしれません。それほど、当時のたけしは求心力があったんです」(元たけし所属事務所関係者)

菅首相との“食事会”をバラされた恵俊彰

麻生政権はわずか1年で解散。鳩山由紀夫氏率いる民主党に政権の座を奪われ、鳩山内閣が誕生した。4年後の12年には自民党が巻き返し、第2次安倍政権が発足した。

「安倍前首相は華々しい芸能界人脈を持っていた。『安倍応援団』として知られていたのは、故・津川雅彦さん、〝ユーミン〟こと松任谷由美、アグネス・チャン、谷村新司、『ダウンタウン』松本人志、元『AKB48』指原莉乃などです。全員、インフルエンサーですよ」(キャスティングプロ関係者)

安倍前首相から政権を託されたのは、昨年9月。発足当初は70%以上あった支持率も、30%割れは時間の問題となってきた。

「菅首相の首相動静にも登場する大手出版社『幻冬舎』の見城徹社長は、芸能界やテレビ界に強いパイプを持っている。見城氏と親しい『AKB48』総合プロデューサーの秋元康氏、『エイベックス』の松浦勝人会長らは菅首相の応援団です。彼らの人脈から発信力の強い芸能人を探していますよ。他、昼の情報番組『ひるおび!』(TBS系)でMCを務めるタレントの恵俊彰との食事会が、元宮崎県知事の東国原英夫に暴露されています」(消息筋)

芸能人脈に〝スガ〟るようでは先は知れている。

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