ロシア・プリゴジン氏がプーチン大統領に最後の逆襲!? キーマンは隣国の独裁者か
6月23日、ロシアの民間軍事会社『ワグネル』による武装反乱は1日で終結し、首謀者のプリゴジン氏は隣国のベラルーシに追いやられた。だが、そこで明らかになったのは、盤石とみられていたロシアのプーチン大統領の足元が、想像以上にもろいことだった。
【関連】米露に“核開戦”の足音…現実味を帯びる「キューバ危機」以来最大のリスク ほか
プーチン大統領の側近から一転、「裏切り者」の汚名を背負ったプリゴジン氏は、このままでは暗殺される可能性が高く、退路を断って「最後の反乱」に打って出るしか生き残る道はない。
プリゴジン氏の謀反は、「1日天下」にすらならずに終わった。同氏の直接の敵はプーチン大統領ではなくショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長で、ウクライナの前線で戦っている頃から、「弾薬を持ってこい」と非難を繰り返していた。プリゴジン氏はワグネル部隊を進軍させ、両人の拘束を計画していたという。
ロシアの諜報機関『FSB(ロシア連邦保安局)』から、「家族の身に危害を加える」と脅されたともいわれるが、20年来の知人だというベラルーシの独裁者、ルカシェンコ大統領の説得に応じる格好で、プリゴジン氏はワグネルを撤退させ、ベラルーシに渡った。
しかし、反乱によってロシアが負った傷は極めて大きい。国内は軍や国家親衛隊が厳重に守っているはずだったが、首都モスクワに200キロの地点までワグネルの進軍を許した。それどころかロシア空軍のヘリコプター5機と空中司令機1機の計6機を撃墜され、パイロットら13人が死亡している。
プーチン氏は“張り子の虎”
プーチン大統領の弱腰ぶりも露呈した。「ワグネルが接近した際、複数のプライベートジェットが一斉にモスクワを飛び立ったという記録があり、プーチン大統領ら政権幹部が避難していたとの見方が強まっています。昨年2月にロシア軍がウクライナの首都キーウを攻撃した際、ゼレンスキー大統領が逃げなかったこととは好対照で、ロシア軍の士気を低下させる材料になりました」(大手紙外信デスク)
ワグネル撤退後もプーチン大統領は追撃せず、演説では反乱の主謀者を「裏切り者」として糾弾したものの、プリゴジン氏を名指しすることはなかった。それどころかFSBによる捜査を打ち切り、同氏らを事実上の無罪放免としてベラルーシに渡るのを看過した。
政権を批判しただけで投獄されたり、野党指導者が長期間にわたり収監されたり、強権体制と矛盾する手ぬるさで、プーチン大統領が「張り子の虎」にすぎなかったという指摘もある。
「剛腕のイメージが強いプーチン大統領ですが、実は緊急事態で瞬時に決断できないのでは、という疑念が広がりました」(国内の情報当局関係者)
とはいえ国際社会で赤っ恥をかかされたプーチン大統領が、プリゴジン氏を放置するとみる向きは少ない。ワグネルに国家予算が投入されていたことを明かし、資金の使途を捜査すると強調。資金面からも同氏を締め上げる方針だ。
また、プーチン政権は政敵や反逆者に対し、毒物による暗殺が指摘されてきた。2004年にウクライナのユシチェンコ元大統領は、猛毒の『ダイオキシン』を盛られた。06年に元FSBのリトビネンコ氏が毒殺された事件では、放射性物質の『ポロニウム210』を使用。18年にロシアの元スパイと家族、20年に野党指導者のナワリヌイ氏が襲撃された際には、旧ソ連が用いていたVXガスより致死性が高いとされる神経剤『ノビチョク』が使われている。
「ほとぼりが冷めた頃に、プリゴジン氏も狙われるでしょう。同氏もこうした状況を把握しているので、座して死を待つより、第2の反乱の機会をうかがっているはずです」(同)
キーマンはルカシェンコ大統領
チャンスは残されている。一つはロシア軍内部の混乱だ。今回の反乱に加担したとして、ロシア軍のスロヴィキン前総司令官が拘束されたが、ほかにも複数の軍幹部が反乱を事前に知り、同調していたとされる。軍には「反主流派」が存在し、一枚岩ではない。もう一つの要因は、ウクライナ軍の反転攻勢だ。東部の激戦地バフムトなど前線からワグネルが引き揚げ、経験の浅いロシア兵が中心となっている。現在はウクライナをミサイル攻撃しているが、今後、本格化する反転攻勢に対して兵士を増員すると、国内の守りが手薄になる。
キーマンとなるのが、プリゴジン氏を説得したルカシェンコ大統領だ。ロシアから戦術核兵器の配備を受け、事実上の「核保有国」となるうえ、反乱を収めたことでプーチン大統領に貸しをつくり、一段と強い立場になった。プリゴジン氏に未使用の基地を提供し、支援すると明言しており、ワグネルの監視を続ける一方で、自国軍の強化に役立つとの認識も示している。
「プーチン政権が続く限り、ルカシェンコ大統領が裏切ることはないでしょう。ただ、ロシアで政権が揺らぐような事態となれば、国民から支持されているプリゴジン氏の後ろ盾として、再度の反乱を支援する可能性もあります」(前出・大手紙デスク)
プリゴジン氏が満を持してモスクワに進軍する日も、遠くないのかもしれない。
合わせて読みたい
-

美談が一転! カカロニ栗谷1300万詐欺騒動 恩人カミナリたくみが深夜ラジオで「不義理」にブチギレた全貌
2026.03.25 芸能 -

広瀬すずと山﨑賢人が復縁か 破局から1年、8月「電撃入籍」説まで飛び交う真相
2026.04.04 芸能 -

水卜麻美アナが日テレ退社へ 夫・中村倫也の説得で『24時間テレビ』が花道に?
2025.05.11 芸能 -

朝比奈みゆう、初めての表紙撮影は「表情豊かに撮っていただけました!!」
2025.07.30 芸能 -

加藤綾子が「謙虚に」と説いた隣で…元モー娘。北川莉央がテレ東アナ就任 “裏垢暴言”からの再出発に広がる違和感
2026.04.03 芸能 -

美魔女時代は終焉か? 吹石一恵『リブート』出演で証明された「中年女性」の色気と需要
2026.03.05 芸能 -

ソフトバンク孫正義会長がMLB「NYメッツ」買収へ ダイエー買収から苦節20年ついにメジャー参戦の悲願達成か
2025.01.01 スポーツ -

吉村知事、パワハラ懲戒処分の前大阪市局長を府の特別参与に起用し批判殺到 「能力があればOK」論に怒りの声
2026.04.03 -

開幕6試合でチーム打率.222なのに…巨人・阿部監督がバントをやめられない理由
2026.04.03 スポーツ -

大谷翔平「投手専念」極秘計画の全貌――開幕打率.167の不振が引き金で「守護神構想」が急浮上
2026.04.04 スポーツ
合わせて読みたい
-

美談が一転! カカロニ栗谷1300万詐欺騒動 恩人カミナリたくみが深夜ラジオで「不義理」にブチギレた全貌
2026.03.25 芸能 -

広瀬すずと山﨑賢人が復縁か 破局から1年、8月「電撃入籍」説まで飛び交う真相
2026.04.04 芸能 -

水卜麻美アナが日テレ退社へ 夫・中村倫也の説得で『24時間テレビ』が花道に?
2025.05.11 芸能 -

朝比奈みゆう、初めての表紙撮影は「表情豊かに撮っていただけました!!」
2025.07.30 芸能 -

加藤綾子が「謙虚に」と説いた隣で…元モー娘。北川莉央がテレ東アナ就任 “裏垢暴言”からの再出発に広がる違和感
2026.04.03 芸能 -

美魔女時代は終焉か? 吹石一恵『リブート』出演で証明された「中年女性」の色気と需要
2026.03.05 芸能 -

ソフトバンク孫正義会長がMLB「NYメッツ」買収へ ダイエー買収から苦節20年ついにメジャー参戦の悲願達成か
2025.01.01 スポーツ -

吉村知事、パワハラ懲戒処分の前大阪市局長を府の特別参与に起用し批判殺到 「能力があればOK」論に怒りの声
2026.04.03 -

開幕6試合でチーム打率.222なのに…巨人・阿部監督がバントをやめられない理由
2026.04.03 スポーツ -

大谷翔平「投手専念」極秘計画の全貌――開幕打率.167の不振が引き金で「守護神構想」が急浮上
2026.04.04 スポーツ