
元AKB、タレント/小林香菜インタビュー~離婚してシンママ…現在はラウンジ嬢に転職
元『AKB48』の2期生で、現在は東京・六本木のラウンジでお水業に精を出す小林香菜。AKBを卒業してからは結婚、出産、元夫の逮捕、離婚など波乱万丈の人生だ。シンママ(シングルマザー)として頑張る彼女に、ラウンジでの奮闘ぶりと再婚への思いなどを聞いた。
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――AKBを卒業したのが2016年、22年に結婚するまでの間はどんな活動をされていたんでしょう?
小林 5~6年くらいは芸能関係のお仕事やライブ配信をしていました。出産を機に結婚を発表したのですが、ライブ配信ではかなり大きな額を稼ぐことができていたんです。でも、その税金がものすごくて…。離婚が成立したのは今年の1月ですが、昨年の10月に元夫が出資法違反などの容疑で逮捕されてしまい、税金などの支払いを私がしなくてはなりませんでした。台所は火の車で、貯金は元夫に全額渡しちゃってたし、婚約指輪も私の手元にはなかったくらい。お昼の仕事では到底払えない金額なので、子育てをしながらできるということで夜の道に入ったんです。
――アイドルから水商売へ、ということに抵抗はなかったのでしょうか?
小林 仲の良い友だちが夜の仕事を長くやっていて、その子からいろいろと話は聞いていたので、ある程度は知っていました。今のお店(六本木のラウンジ『NEXT』)にも知り合いがいて、そのご縁で働かせてもらってます。面接にはベビーカーを押していったので、黒服さんがザワザワしていましたね。
――ラウンジというのはどういう業種なんでしょう?
小林 衣装がドレスか私服かの違いくらいで、キャバクラと変わりないですね。今日の服装もこのままお店に出る格好です。
下手だけどAKBの曲も歌います
――アイドルとラウンジ嬢に共通点はありますか?小林 似ている部分はたくさんありますよ。どちらもお客さまに選んでもらう立場ですよね。商品がお酒なのか握手券なのかの違いくらい(笑)。ただ、お酒はかなり弱いので、もっぱらトークで盛り上げてます。
小林は『AKB48』の2期生で大島優子らと同期。第1期生のオーディションにも応募しているが不合格、第2期追加メンバーオーディションで合格を果たす。メジャーファーストシングル『会いたかった』で初の選抜メンバーとなる。
――お水をすることになって、AKB時代のファンの反応はどうでした?
小林 私の場合は卒業してから時間が経っていたので、それほどダメージはなかったです。キャラ的にも真面目ではないので(笑)。「まあ、仕方ないよねー」みたいな感じで受け入れてくれてます。ファンの方は事情を知っているので「おむつ代だよ」という感じでシャンパンをおろしてくれたりします。本当にいい方が多くて助かっています。
――営業電話もする?
小林 もちろん! LINEもするし、電話もかけます。週6で出勤しているので、同伴もアフターもお誘いがあれば…。子供を養うためにも、働けるうちに働かなくちゃいけませんから。
――AKBの歌をリクエストされたらカラオケで歌うことも?
小林 たまにですけど、歌いますよ。下手ですけど。AKBの曲ってキーが高くて歌いづらいんです。ボイストレーニングも行かず、音程って何? みたいなレベル。当時は自分(の音程)が外れてることも分からないくらいでした。
――それで、なんとかなったんですね?
小林 そうですね。どちらかというとトーク要員というかおバカキャラ。当時の私のキャッチフレーズは「同期はみんな売れっ子。負けっぱなしの負けず嫌い、小林香菜です」でしたから。
――おバカキャラに抵抗はなかったんですか?
――ポンコツな部分は自覚してる?
小林 それはしてます。今でも飛行機のチケットは自分で取れないし、ちゃんと乗れるかどうかも不安です。
――シンママをやってたら、申請とかも大変だ。
小林 めちゃくちゃ苦労しました! 理解能力がないので、区役所の窓口の人と1対1でつきっきりで教えてもらったくらい。
――シンママって損だなと思うことはありますか?
小林 自治体によって違うらしいんですけど、手当って出ますよね。なんだそれは? と思って申請しようとしたら、収入が基準より上回っているため申請できないんです。夜働いてると、普通の仕事よりは収入があるので、弾かれちゃいました。世知辛いなぁと思いましたね。子供を預ける夜間保育の託児所だって普通の倍くらい高いのに。これじゃあ、シンママの看護師さんとかはどうしてるんだろう? そりゃあ少子化になるよなぁって思いますよね。
――社会問題に目覚めたわけだ。
小林 ちょっと…いや、だいぶ目覚めました。
――AKB時代に仲の良かった人と、今でも交流はあるのでしょうか?
小林 あります。一番仲がいいのは秋元才加ですね。先日、息子の誕生日だったのですが、才加と一緒に某ミュージアムに行きました。ゴールデンウィークにも一緒にお出かけしたんですよ。
――卒業している者同士、昔のことを話すことは?
小林 スマホの写真や動画を見ながら、「懐かしいねぇ」と話したり、「これヤバくない!?」ってケラケラ笑うことはあります。変な格好で踊ってるのとか、いっぱいあるんですよ。
シンママなのにモテない!?
――選抜じゃんけん大会は11位、選抜総選挙は最高41位でした。他に印象に残っている仕事はありますか?小林 映画『ウルトラマンサーガ』(12年)に出演できたことです。チームUという地球防衛隊のメンバーがAKB48の7人(リーダー役の秋元才加・梅田彩佳・宮澤佐江・増田有華・佐藤すみれ・島田晴香と小林)で、地球にわずかに生き残った子供たちを守るんです。誰もが知ってる作品に出られたことで、息子が大きくなったときに見せてあげられるのが楽しみです。
――歌は苦手でしたが、芝居に関してはどうでした?
小林 私たぶん…なんにもできないんだと思います。自信がないし分かんない。でも、別の作品のオーディションでは(AKBの)メンバーが何人か受けたときに私だけが受かったこともあるので、何が評価されるか分かりませんよね。
――真面目じゃない、という話でしたが、NGなことも結構していた?
小林 そうですね。当時はめちゃくちゃパチンコが好きで、劇場終わりに週5で通うほどでした。2ちゃんねるに「小林香菜がパチンコ店に入り浸ってる」と書かれたんですけど、気まずくなってその店に行くのはやめました。
――そんなに入り浸ってたらお金がもたないでしょう。
小林 ところが、めちゃくちゃ勝ってたんです、AKBの台で(笑)。
――ギャンブル好き?
小林 今は生活に追われてるので一切やらなくなりましたけど、根はそうなんだと思います。だから、人生もギャンブルみたいな生き方をしちゃうんでしょうね。
――世間では「シンママはモテる」と言われますが、そういう実感は?
小林 それが全然。私たぶん、強そうって思われちゃうんですね。守ってあげようという気持ちにならないというか。お客さまだって「今日は○○のキャバクラに行くよ」とかって隠さず言ってくるんです。「あれ? 女として見られてないの!?」と複雑ですね。
――最後に、今後の目標を聞かせてください。
小林 夜の世界でちゃんと頑張りたいです。そして、再婚願望もあるので、息子にはいつかきょうだいを作ってあげたいかな。嘘をつかない人、それが唯一で最低の条件です(笑)。
◆こばやしかな 1991年5月17日生まれ。埼玉県越谷市出身。T164、B77・W57・H78。 インスタグラム@kanaful
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