女優の菅野美穂が、今年10月にテレビ朝日系でスタートするドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』で主演を務めることが分かった。同局での連続ドラマでは、24年ぶりの主演だが、このオファーには裏があるとウワサされている。
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今回の菅野の役どころは、地味ながら明るくタフな〝おっさん主婦〟。入江喜和氏の漫画が原作で、10月期ではかなり注目を集めそうなドラマになりそうだ。
「菅野も、新たなヒロイン像を見せると意気込んでいる。ただ、夫の堺雅人との間に生まれた2人の子どもの育児に追われているため、はじめはこのドラマの主演の話も断ろうとしたようです。それでもテレ朝から熱烈なオファーと高額なギャラの提示があったと聞いています」(芸能関係者)
「ドラマはTBSだけでいい」
菅野は、20年以上前にテレ朝の連続ドラマ『イグアナの娘』に主演。ヒットさせた実績はあるが、それ以外の代表作はパッと思いつかない。今回のドラマの原作漫画の主人公にビジュアルがなんとなく似ているとはいえ、そこまで数字(視聴率)を持っているとは思えない菅野に、なぜテレ朝は固執したのか。
「表向きは、菅野が女性からの好感度が高く、高視聴率が見込めるというのが理由ですが、テレ朝の本当の狙いは夫の堺なんです。テレ朝は、堺を主演にしたドラマを制作したいというのが本音で、その足がかりとして菅野に主演ドラマのオファーをしたようです」(同・関係者)
堺は長年所属していた田辺エージェンシーを昨年末に退社して独立。一時は「干される」とまで言われていたほどだから、わざわざ菅野に主演を任せるワンクッションを入れなくても、直接オファーすればよさそうなものだが…。
「独立後の堺さんは、ドラマの仕事については基本的に代表作を制作してきたTBSだけでいいと考えているようです。というのも、同世代の西島秀俊さんが映画で国際的な評価を受けているのを見て、焦っているというのです。堺さんは、ドラマでは『半沢直樹』シリーズなどで実績十分。今夏もTBSの日曜劇場『VIVANT』が7月から放送されますが、映画で代表作がないことがコンプレックスなんです」(他局のスタッフ)
それなら、妻の菅野に主演作を任せて義理立てしたところで、テレ朝のドラマオファーを堺が受けるとは思えない。
「それが、そうでもないんです。実は、堺さんは私生活では菅野さんの尻に敷かれていることで有名。堺さんが菅野さんにゾッコンで、言うことはすべて聞いている。仕事に関しても、菅野さんに詳細を説明して出演を決めているそうですからね。今回、テレ朝は菅野さんとプロデューサーなどがしっかりと信頼関係を築き、堺さん主演のドラマへの流れを作る気満々なんですよ」(同・スタッフ)
将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、というわけか。
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