創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害問題に揺れるジャニーズ事務所との関係を見直す動きが、テレビ各局で出始めているという。

「NHKをはじめ、各局ではジャニーズ事務所に依存している状況を改善するように幹部から通達が入ったそうです。特に民放各局は、ドラマからバラエティー番組まで、多くのジャニーズタレントが出演している。今後、不測の事態に備えてジャニーズタレントの起用を減らしていく方針のようですね」（スポーツ紙記者）

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そんな中、注目を浴びているのが元SMAPの3人だという。

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— ワルイコあつまれ (@nhk_waruiko) June 10, 2023

「現在は『新しい地図』として活動する、草彅剛、稲垣吾郎、香取慎吾の番組起用が増えていきそうです。これまでの民放各局は、ジャニーズ事務所の顔色をうかがって、3人の起用には消極的でした。しかし、今後はジャニーズ事務所への忖度はなくしていく方針なので、これまでよりも3人が使いやすくなる。各局のプロデューサーが一斉にオファーをかけ始めているようですね」（同・記者）

現役ジャニーズの“穴埋め”

特にフジテレビは、他局よりも新しい地図の3人を起用したい裏事情があるという。

「フジテレビはSMAP解散騒動の時に、公開処刑と言われた謝罪を『SMAP×SMAP』で放送。SMAPファンの間では、グループの解散騒動に荷担したとマイナスイメージがついたままです。そういった意味でも、新しい地図の復帰には一番力を入れているんです。草彅さんは今年1月期のドラマ『罠の戦争』で主演されましたし、稲垣さんは4月21日放送の『人志松本の酒のツマミになる話』に出演、香取さんに至っては『まつもtoなかい』で中居正広さんと共演。一気に新しい地図の地上波復帰が進められました」（他局のスタッフ）

また、ジャニーズ事務所を退所している他の〝辞めジャニ〟の復活も検討されているという。

「山下智久さんや錦戸亮さんなどもバラエティー番組で起用したいという話が進んでいます。各局がジャニーズアイドルの起用を少なくする中で、ひとまずイケメン枠の〝穴埋め〟にちょうどいいというわけです」（同・スタッフ）

ジャニーズ事務所とテレビ局の〝癒着〟が解消に向かうのは歓迎すべきことかもしれないが、こんな指摘もある。

「未成年者に対する性加害に厳しい欧米などでは、後輩たちが被害に遭っているのを知っていながら〝見殺し〟にした先輩も同罪とみなされる。当然、辞めジャニたちもジャニー氏の性加害は把握していたのでしょうから、外資系のスポンサーなどは問題視するはずです」（芸能関係者）

安易に辞めジャニたちで穴埋めしようとするテレビ局には、さらなる試練が待ち受けているかもしれない。