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照ノ富士や高安が結婚披露宴パーティー!数百人が出席する“宴ラッシュ”のワケ

両国国技館
両国国技館 (C)週刊実話Web

夏場所後の6月は、大相撲界にとって地方巡業がないこともあり、パーティーラッシュ。今年も結婚式や昇進祝い、引退相撲などの祝い事が相次いだ。

とりわけ異彩を放ったのは、横綱照ノ富士や高安の結婚披露宴だ。照ノ富士は、ケガで序二段に転落する前の18年2月に同じモンゴル人のドルジハンド夫人と入籍しており、横綱に昇進した21年に式を挙げている。高安も演歌歌手の杜このみ夫人と3年前に入籍し、すでに子供が2人いる。

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いくらコロナが収まってきたとはいえ、どうしてこんなに時間が経ってから大々的に披露宴を開くのか。照ノ富士の披露宴は、大関の貴景勝や柔道の大野将平ら約800人、高安の披露宴には、元横綱稀勢の里の二所ノ関親方や歌手の細川たかしら約720人が出席した。

「大相撲界のパーティーは、ズバリ、カネ集め。まして照ノ富士や高安らは30歳を過ぎているものの、いまだ引退後に必須の年寄株を入手していませんから。できるだけ多くの資金を集めようとすれば、どうしても参加人数は膨らむ。照ノ富士は、祝儀で1億円近く集めたといわれているし、高安なんか、自分の出身地の茨城県と夫人の出身地の札幌、そして今回の東京と立て続けに3回も披露宴を開いた。なんのための披露宴かミエミエですよ」(元力士)

かつてない年寄株不足に

そんなにしてまで取得を目指す年寄株。現在、大変な品不足で買いたくても買えない状態が続いている。

「年寄株は全部で105あるんですが、いま103が埋まり、空き株は井筒と音羽山の2つだけ。それもすでに井筒は志摩ノ海、音羽山は阿武咲に渡ることが決まっている。つまり、空き株はゼロ。だから、新しく手に入れようとすれば、6月初めに引退した石浦改め間垣親方のように、定年になり、再雇用で残っている親方たちから上積みをして譲ってもらうか、金に困っている親方から高値で買い取るしかない。いずれにしても多額の資金が必要で、これからもいろんな名目のパーティーが相次ぐんじゃないですか」(相撲協会関係者)

何ともごっつぁんです。

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