フジテレビ (C)週刊実話Web
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90年代回帰策が大失敗!? フジテレビの新番組がどれも「ダサすぎる」と酷評の嵐

最終回こそ2桁に戻したが、それまでは視聴率1桁台にあえいでいたフジテレビ系の『風間公親―教場0―』。木村拓哉主演の月9ドラマとしては「期待外れ」の結果で、現場は意気消沈しているようだ。


「しかも、次の月9も爆死を予想する声が高まっていますからね。森七菜と間宮祥太朗がダブルで初主演する王道のラブストーリー『真夏のシンデレラ』ですが、早くも設定が古臭いと酷評されているんです」(スポーツ紙記者)


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『真夏のシンデレラ』は、公式サイトに《今夏一番ドキドキ・ワクワクする恋模様を詰め込んだオリジナル脚本》と記されているが、若者たちの夏の恋愛にまつわる群像劇という時点で、「ダサすぎる」という声が他局関係者の間でも上がっているのだ。


「まるで明石家さんまさんや大竹しのぶさんが出演した『男女7人夏物語』(TBS系)の焼き直し。最近のドラマには、CX(フジテレビ)さんがヒットさせた『silent』のように、複雑な人間関係やさまざまな伏線が必要なんです。それなのに、設定を見る限り直球のラブストーリーになりそうですからね。ビジュアルの良い男女が、ただ恋物語を演じるようなドラマはウソくさくて今どき見てられない。《今夏一番ドキドキ・ワクワクする恋模様》というキャッチコピーも、すでにダサい。大コケの予感しかしませんよ」(他局のスタッフ)

トップ2が“元凶”

ドラマもそうだがバラエティーでも、ここ最近のフジテレビはなぜか80年代後半から90年代を思わせるような番組が増えている。

かつて女子大生ブームを巻き起こした『オールナイトフジ』を、32年ぶりにリニューアルした『オールナイトフジコ』もそのひとつだ。


「番組全体がグダグダで、見ていられない。まだコンプライアンスの意識が低かった時代の『オールナイトフジ』は、バブルの熱狂も手伝って、下ネタやセクハラ、パワハラもオールOKのような勢いがありました。ところが、令和の時代には〝やってはいけないこと〟が多すぎて、番組自体がスベっている印象。ハジけたいのに無茶ができないジレンマが視聴者にも伝わってくる空気感で、完全に失敗してますよ」(同・スタッフ)


『フジコ』の初回放送には、わざわざ港浩一社長と大多亮専務まで生出演していたが、この2人が〝元凶〟と指摘する声も。


「港社長は90年代にバラエティーで多くのヒット番組を作っていますし、大多専務も同時期に月9で高視聴率を叩き出した伝説のドラマプロデューサーでした。2人が主導して、90年代への回帰を図っているんですが、若手ディレクターたちからは『恥ずかしいからやめてくれ』と反発の声も上がっているほど。『真夏のシンデレラ』と『フジコ』の爆死で経営陣が考えを改めてくれればいいのですが…」(フジテレビ関係者)


どの番組も不調で、「振り返ればテレビ東京」と揶揄されているフジテレビ。90年代回帰策の失敗が致命傷になるかもしれない。