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宮城野親方“協会のトップ”の野望に一歩前進!? 理事選出馬の可能性も

両国国技館
両国国技館 (C)週刊実話Web 

さあ、これで心置きなく野望を追求することができる。大相撲界は、7月9日から始まる名古屋場所(名古屋市・ドルフィンズアリーナ)を前に、多くの部屋がさまざまな地縁、ルートを使って地方で合宿中だ。

そんな最中の6月7日、昨年春場所でクビを痛めて序二段まで降下し、夏場所限りで引退した元幕内の石浦改め間垣親方が引退会見を開いた。

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今後は、師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)の下で、後進の指導にあたることを表明。会見に同席した宮城野親方も「宮城野部屋を支えていってもらいたい。自分が学んできたものを全部、弟子たちに指導してほしい」と笑顔でエールを送っていたが、ご満悦なのは無理もない。

「これまで宮城野部屋は実質、去年7月に部屋を継承した宮城野親方が1人で仕切ってきた。しかし、今では弟子の数も20人に膨らみ、規格外力士と注目を浴びる身長2メートルの北青鵬を筆頭に、史上最速タイのデビュー3場所での入幕が確実視されている落合改め伯桜鵬、新十両の川副改め輝鵬、人気者の炎鵬ら有望力士、注目力士が目白押し。とても1人では手に余る上、宮城野親方には〝協会のトップになる〟という強い野心がある。これで部屋運営は、自らスカウトし、胸を出して育てた腹心の間垣親方に分担させ、自分は協会運営に携わりやすくなった。まさに、時を得た間垣親方の引退だったと言っていいでしょう」(大相撲担当記者)

理事長は八角理事長の続投か

来年前半の大相撲界は選挙ラッシュで、1月の初場所後は理事選、3月の春場所後は理事長選がある。引退して2年弱。「まだ早すぎる」という声もあるが、これで宮城野親方が動きやすくなったのは確かだ。

「理事長選挙は『八角理事長の続投で動かない』という見方がもっぱらですが、理事選は波乱含み。宮城野親方が所属する伊勢ヶ濱一門の理事は目下、空席。本命は浅香山(元大関魁皇)とみられていますが、そこに宮城野が割って入る可能性もある。予断を許さない情勢です」(一門関係者)

土俵外も、日に日に騒がしくなりつつある。

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