予想外の低迷は、「悔しい」のひと言では片付けられないだろう。
シブコこと渋野日向子が一時帰国を終えて、米ツアーに戻っていった。しかし、『ブリヂストンレディス』(5月18日〜21日)に続き、『宮里藍サントリーレディス』(6月8日〜11日)と2大会連続予選落ちしたダメージは、まだ払拭できていないようだ。
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「2大会続けての予選落ちは驚きでした。ハッキリ言って、全英女子優勝者クラスの予選落ちは考えられない。しかもサントリーレディスでは大会のホステスプロだっただけに、大失態です」(関係者)
サントリーレディスの2日目で予選落ちが決まった後、シブコは「ショットもボロボロ。グリーンもダメ。いいところなし」と敗戦の弁をポツリ。さらに「だせえなと…」と語って言い訳を一切しなかったが、周囲からは「伝えられている以上に左手の状態が悪いのでは?」との声が噴出しているのだ。
予選から出場する極度のプレッシャー
ゴルフ専門誌の記者が言う。
「ご存じのファンも多いと思いますが、シブコは4月から手の痛みを訴えながら米ツアーにも参戦し続けていて、左手をテーピングして出場した大会もありました。サントリーレディスではつけていませんでしたが、ここ最近は総じて飛距離もイマイチだったんです」
だが、6月22日から米国にトンボ帰りしたように、米ツアーに参戦中のシブコのスケジュール帳は真っ黒。加えて彼女を応援する日本企業は多く、無理をしてでも国内ツアーにも出場しなければならない事情もある。左手の故障は、そんなタイトな日程と重圧に原因があるともみられているのだ。
「また、シブコは米ツアーのほとんどの大会でシード権を持っておらず、予選から出場しなければならない。プレッシャーとその体力勝負の日々が、左手の回復を阻んでいるようです」(同)
ただし、米ツアーに挑戦すると表明した際には、こうした体力勝負になることは分かっていたはず。次の帰国は10月だが、果たしてその際には〝シブコ・スマイル〟は復活するのか?
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