天海祐希 (C)週刊実話Web 
天海祐希 (C)週刊実話Web 

天海祐希“主演作2度目の”公開延期…女王の素顔は希代の“人たらし”

男女から好感度の高い女優の天海祐希は、この難局をどう切り抜けるのか。主演の人気ドラマシリーズ劇場版が公開延期となった。前代未聞の一家心中事件を起こした市川猿之助が出演しているからだ。ピンチをチャンスに変える55歳の女王の肢体を〝緊急取調〟!


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「彼女の胸中は察するに余りある。撮り直ししてでもお蔵入りは避けてほしいものです」(プロダクション関係者)


5月18日、都内の自宅で両親とともに倒れている状態で見つかった歌舞伎俳優・市川猿之助の出演映画『緊急取調室 THE FINAL』について、配給元の東宝が公開の延期を発表した。


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「作品は、テレビ朝日系で2014年から始まった天海祐希主演の人気刑事ドラマ『緊急取調室』シリーズの劇場版で、6月16日公開予定でした。猿之助は内閣総理大臣の重要役で出演していました」(映画プロデューサー)


キャッチコピーは『最後の敵は、内閣総理大臣。』というものだった。


「猿之助は現職の総理役であり、かつ被疑者という設定。劇中、天海から執拗に責められるシーンがありました」(映画関係者)


また、6月17日に予定していたスペシャルドラマも放送延期が決定した。


「実はこの映画、当初は昨年の公開を予定していたのです」(映画ライター)


しかし昨年7月、安倍晋三元首相が銃撃されて死亡する事件が起こったため、ここでも公開の延期を余儀なくされた経緯があった。


「それが1年待って、今度は〝総理役〟の猿之助のトラブル。ツイていません。『テレビシリーズを映画で完結させる』として皆、張り切ってやったんですけどね。〝幻〟に終わってしまう可能性は否定できません」(芸能ライター・小松立志氏)

映画の絡みで果たせなかった主役

〝幻〟といえば、もう一つある。

「ええ、体調不良で緊急降板した鈴木京香の代役候補の1人だったんです」(同)


7月期の連ドラ『この素晴らしき世界』(フジテレビ系)で、ヒロインを演じるハズだった京香。


「本作は、平凡な主婦と大女優という正反対の2役を演じ分ける〝なりすましコメディー〟。急に京香がダメになったということで、彼女と同じ50代の女優を中心に調整が進められました」(ドラマ関係者)


稲森いずみ、高島礼子などの名前が代役候補として挙がり、結局、若村麻由美に決まったが、天海の名前も一時、取り沙汰されたという。


「コメディエンヌとしても演技のできる〝美人女優〟というところは京香と双璧ですからね。ただ、『緊急取調室』の映画との絡みがあり、スケジュール調整がつかなかったようです」(芸能レポーター)


さて、『理想の上司』や『同性も憧れる美しい女性』などといった調査をすると、いつも上位にランクインする天海祐希(本名・中野祐里)は、1967年8月8日生まれの55歳。


「アラ還(アラウンド還暦)の域に入りますが、肌の張り・艶、豊満の張りといい、とてもそう見えません。週に2〜3回、〝生で男性エキスの注入〟もウワサされています」(前出・テレビ局関係者)


東京は台東区東上野育ち。


「上野駅のすぐそばです。建設会社経営の父、美容師の母の間に生まれ、兄と弟に挟まれて大きくなりました。シャキシャキとした男のような気っ風の良さは、この家庭環境が少なからず影響しているのかもしれません。愛称は、幼少の頃からずーっと〝ゆりちゃん〟です」(前出・小松氏)


地元の公立中学時代、演劇部に入り〝宝塚〟の存在を知り、高校2年修了後の1985年、宝塚音楽学校に首席で入学。2年後、73期生として宝塚に入団した。


「170センチを超える長身と舞台映えする美貌を武器に、史上最短の6年半で『月組』のトップに上り詰めました。〝50年に1人の逸材〟と呼ばれたものでした」(宝塚歌劇団スタッフ)


“何もかもデカい男”が好み

そして1995年、『ミー・アンド・マイガール』を最後に宝塚を退団。以後、女優として常に第一線を走り続けている。


「彼女の女優としての運命を決定づけたのは、2005年の連ドラ『女王の教室』(日本テレビ系)だったのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)


天海の役どころは、冷酷・無慈悲な小学校の鬼教師。


「授業中に尿意をもよおした児童のトイレ行きを認めず、失禁させたり、反抗的な児童の恵まれない家庭環境をクラス中にバラしたり、教室内に〝スパイ〟役をつくって仲間内の関係をグチャグチャにしたりと、血も涙もない教師を演じ切ったのです。それは、大人でもビビってしまうほどの鬼気迫る演技でした」(ドラマプロデューサー)


もっとも、楽屋裏ではこんないい話も。


「このドラマでは、志田未来をはじめ、子役とはあえて距離を取って無駄話をせず、緊張感を保ち続けていたのです。ただ、メインキャストではなかった伊藤沙莉に声をかけ、前室に呼び出し、カメラがまわっていなくても、しっかり演じていた彼女を褒め〝そのまま頑張っていたら、きっと見てくれている人がいる〟と励ましていたそうです」(女性誌記者)


その伊藤は、2024年度前期のNHK朝の連続テレビ小説『虎に翼』のヒロインに抜擢されたのだから、天海はまさに『理想の上司』の面目躍如。


「『離婚弁護士』『BOSS』『カエルの王女さま』(いずれもフジテレビ系)もそうでした。強面キャラの中に、ちょっとしたスキ、愛嬌があるんです。現在放送中のドラマ『合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜』(関西テレビ・フジテレビ系)もそうです。元弁護士の探偵役をコメディーチックに演じている。回ごとに違う〝変装〟も好評です」(フジテレビ関係者)


男関係では、サッカーの永井秀樹をはじめ、吉川晃司、佐々木蔵之介、中井貴一、谷村新司、飛鳥涼、舘ひろしなどとの仲がウワサされたが、いまだに独身。


「概して、大きい男が多いですね。〝何もかもがデカい男〟と言ってもいいかもしれません」(夕刊紙記者)

年上にも取り入る“希代の人たらし”

やはり、サイズがピタッとハマらないと男と女の仲はウマくいかない?

「吉川は大本命でしたね。彼は182センチのスポーツマンでバランス的にも良かった。彼女も本気でいたのですが、3年で別れてしまいました。彼の酒グセの悪さとケンカっ早いところが原因といわれました」(芸能プロ関係者)


その後は、トーク番組などで、


「自分からアプローチできない」


という恋愛の悩みを告白している。


「ま、〝ワンナイト・ラブ〟というか、〝ツマミ喰い〟はしていると思いますが、現場をキャッチされたことはありませんね」(写真誌カメラマン)


人脈は広い。


「バラエティー番組で出会い、意気投合したマツコ・デラックスとは、老後に一緒に老人ホームに入ることを約束するまでの仲です。お互い、億単位の預貯金があります」(前出・テレビ局関係者)


大御所的存在の加賀まりこや上沼恵美子も、天海をベタボメ。


「年上に取り入るのもウマいんです。共演の仕事がなくても、例えば、テレビ局の別のスタジオで〝その人〟(意中の人、友好関係を持ちたいと思う人)がいたら飛び込んで行っちゃう。吉永小百合のハートも、この手でガッチリつかみました。〝希代の人たらし〟なんです」(芸能関係者)


6月7日、都内で行われた『第48回菊田一夫演劇賞』の授賞式に出席した天海。そこで見せた笑顔はまさに〝女王〟然としていた。