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“性的撮影”に女子プロレス団体が「怒りの声明」中学生になりすます悪質な撮影者も

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(画像)Krakenimages.com/Shutterstock

女子プロレスの試合中の〝ローアングル撮影〟が物議を醸している。

女子プロレス団体『ワールド女子プロレス・ディアナ』が、「試合中の選手が性的に撮影された写真」について6月9日にガイドラインを発表。「試合の状況が伝わらない」「表情等が特定できない」「ダウン時等不可抗力的な選手の〝下半身等特定の部位〟にフォーカスが当たっている」などの写真を撮らないようファンに注意喚起したのだ。

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ディアナ所属のレスラー・梅咲遙も怒り心頭だ。

8日には「例の撮影の件について会社には自重するように言われていますが限界です。大好きな先輩方、後輩まで被害が及んでいるのを黙って見ていられないです。会社と一緒に戦います」とツイート。「そんな方には観戦して頂かなくて結構です」とまでつづっている。

今後、不審な点が見つかった場合はスタッフの裁量で撮影内容を確認するというディアナの動きに、複数の団体や選手も賛同。SNSへの投稿取り下げに応じないファンには法的措置も辞さない構えだ。

他の女子競技でも被害

スポーツライターが言う。

「プロレスは、技によって下半身が露わになるケースもあり、特に梅咲のようなアイドル顔負けの美人レスラーはターゲットになりやすい。今のところ、団体側は撮影や投稿の取り下げに応じたファンは『問題にしない』としていますが、さらにエスカレートするようなことがあれば、撮影自体が禁止になるおそれもある」

〝性的投稿〟を続ける者の中には、1人で複数のアカウントを使い分けたり、中学生になりすまして言い逃れしようとする者までいるようだ。

「フィギュアスケートや新体操、アーティスティックスイミングなどでは昔から問題視されており、各団体が同様の注意喚起を行っています。選手はもちろん、純粋な競技のファンにまで影響が及ぶ〝迷惑撮影〟は、もはや犯罪行為に近いと思った方がいい」(同・ライター)

カメラ小僧たちには猛省を促したい。

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