フジテレビ (C)週刊実話Web
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フジテレビ『ぽかぽか』ゴールデン特番は“自爆テロ”?視聴率爆死を覚悟で放送する裏事情

絶賛「視聴率爆死中」のフジテレビ系昼のバラエティー番組『ぽかぽか』が、6月29日に特番としてゴールデンに進出するという。


今年1月からスタートした同番組は、お笑いコンビ・ハライチとフリーアナウンサーの神田愛花がMCを務め、放送開始前から「MCが弱すぎる」と不安視されていたが、案の定、視聴率が低迷。深夜番組なみの数字を記録し続けているのに、ゴールデンで放送するとは思い切ったものだ。


【関連】『ぽかぽか』低視聴率すぎてMCハライチもメンタル限界!? 神田愛花「降板説」も飛び交う大惨事 ほか「オープニングから約40分も放送する『ぽいぽいトーク』というコーナーがメインなんですが、それをゴールデンの特番でもメインに展開するそうです。これは、ゲストを迎えてMCの3人が、その場でゲストのイメージを〝○○っぽい〟とフリップに書き、ゲストにマルとバツの札で答えてもらう企画。これまで120人以上のゲストが登場していますが、MCの3人との会話が噛み合わなかったり、生放送なのに神田さんが平気で下ネタをぶっこんできたりするため、制作サイドは大変だと思いますよ」(他局のスタッフ)

すぐに打ち切りにできない裏事情

今回の特番は、フジテレビ7月期ドラマのキャストがゲスト出演する「番宣番組」になるという。『真夏のシンデレラ』、『ばらかもん』、『この素晴らしき世界』、『ウソ婚』などが放送されるため、森七菜や間宮祥太朗、杉野遥亮らが出演。「ぽいぽいトーク」で魅力を引き出し、ドラマの視聴につなげようという戦略のようだが…。

「それを、なぜ『ぽかぽか』でやるのか理解に苦しみます。通常放送の『ぽかぽか』は若い女性視聴者がほとんど観ないと言われていますからね。番組名でパスされるおそれもあるのに、わざわざ『ぽいぽいトーク』のスタイルで番宣をする意味が分からない。どうせなら、ハライチさんじゃない芸人をMCに起用して、1本限りの特番を撮ればよさそうなものですが、何かCX(フジテレビ)さんには〝秘策〟でもあるのかもしれませんね」(同・スタッフ)


そもそも、「ぽいぽいトーク」はハライチ・岩井勇気の〝謎の大喜利〟がスベりまくっており、とてもゲストの話を引き出しているとは思えない。かつて『笑っていいとも!』内で行われていた番宣では、ゲームやクイズで盛り上がったが、ゲストとハライチのトークだけでどれだけ場が持つかは未知数だ。


今回の特番も視聴率爆死となれば、7月期ドラマの番宣が失敗するどころか、悪影響すら与えかねない。やはり、不可解すぎる決断と言わざるを得ない。


「ハライチは大手芸能事務所ナベプロ(ワタナベエンターテインメント)の所属です。そのため、一度始めた『ぽかぽか』をすぐに打ち切ることに対して、強く抵抗されている可能性がある。そこで、あえてゴールデンに持っていって、『やっぱり無理です』という理由づけをするのかもしれない。通常、そんなことは他の事務所を巻き込んではやりにくいはずですが、自局の番宣なら仕方ないとなる。フジテレビは〝自爆行為〟に及んでまで、『ぽかぽか』を打ち切りたいんじゃないか」(芸能関係者)


なんとも物騒な話だが、妙に納得がいく解説だ。