プーチン大統領が“盟友”の裏切りで大ピンチ!ロシアに勝ち目ないと見限られた?
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が窮地に立たされている。かつての盟友であるエフゲニー・プリゴジン氏が創設した民間軍事会社『ワグネル』が、ウクライナ東部の激戦地バフムトから撤退した。
ウクライナ軍は大規模な反攻作戦を実施し、ロシア領内では「義勇兵」が軍事行動を開始。国内外の反プーチン勢力が一斉蜂起するとの見方もある。首都モスクワはまさに革命前夜だ。
昨年2月以降のウクライナ侵攻で、事実上、ロシア軍の主力を務めてきたワグネルのプリゴジン氏が、最前線のバフムトを制圧した数日後、突如として撤退を表明した。以前から弾薬が届かないことに業を煮やしていたが、ついに行動に移したとみられる。
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これだけでもプーチン大統領に対する裏切り行為であるが、SNSなどを通じた発言もすごかった。
「クズのエリート官僚どもよ! おまえらの子供を戦場に連れてきてみろ。子供が死んだら葬式を出して埋葬すれば、市民は納得するだろう」
プリゴジン氏は語気を強めて、クレムリン(ロシア大統領府)でぬくぬくとしている官僚らを猛批判。敵のウクライナ軍を「世界最強の軍隊だ」と褒めたたえた一方、ロシア軍の侵攻については「目的がない」とこき下ろした。
ワグネルもロシアに忠誠心はない
プリゴジン氏は、バフムトで約2万人のワグネル戦闘員が戦死したと明かした。契約戦闘員1万人が死亡したほか、刑務所から約5万人の囚人を動員したうちの約1万人も戦死したという。1979年に勃発した旧ソ連時代のアフガニスタン侵攻では、10年間で約1万5000人のソ連兵が戦死したといわれるが、ワグネルだけですでにこれを上回る規模の犠牲者が出ていることになる。プリゴジン氏は「このままではロシア革命(1917年)がまた起こる。まず兵士たちが立ち上がり、その家族たちが立ち上がるだろう」と述べ、反プーチン勢力の一斉蜂起を示唆した。
また、プリゴジン氏の深刻な裏切りも明らかになった。米情報当局から流出した機密文書によると、プリゴジン氏は今年1月、密かにウクライナ政府高官と会い、ロシアの侵攻部隊の位置情報を提供すると持ち掛けていた。ウクライナ側は同氏の提案を信用せず、拒否したという。
「ワグネルはロシア軍の一角として、正規軍ができない汚れ仕事や危険な戦闘に従事してきたが、その本質はカネ目当ての民間軍事会社。ウクライナに恨みがあるわけでも、ロシアにそこまでの忠誠心があるわけでもありません」(軍事ジャーナリスト)
5月に広島で開催された先進7カ国首脳会議では、西側諸国がロシアへの制裁強化で足並みをそろえ、ウクライナへの兵器供与を続ける姿勢を見せた。
「プリゴジン氏はロシアの勝ち目が事実上なくなったと考え、プーチン大統領が失脚しても生き延びられるように、ウクライナや西側諸国に恩を売ろうとしているのではないか」(同)
戦力面でもロシアは危うくなっている。ウクライナ軍にドイツ製戦車『レオパルト2』や英国が供与した長距離巡航ミサイル『ストームシャドウ』が実戦投入され始め、反転攻勢が本格化してきた。
打倒プーチン…ウクライナとつながっている!?
さらに今後、欧州各国からウクライナ軍に『F16戦闘機』が投入されれば、ロシア軍は制空権の掌握が困難になってくる。ウクライナ軍の攻撃が長距離化、強力化され、ロシア領内への攻撃も可能になってきた。「ロシア国内では不穏な動きが出ています。ロシア人義勇兵を名乗る『自由ロシア軍団』と『ロシア義勇軍団』が、ウクライナ国境に近いロシア西部ベルゴロド州に侵入し、一部を解放したと発表しました」(大手紙外信デスク)
自由ロシア軍団は「クレムリンの独裁政治を終わらせるときが来た」として、プーチン政権の打倒を宣言している。ウクライナ側は「無関係」を主張しているが、同軍団で米国製の兵器が使われていることも分かっており、何らかの形で連携している可能性が高い。
ロシア国内では昨年8月、右派思想家で「プーチンの頭脳」と呼ばれたアレクサンドル・ドゥーギン氏の娘が、自動車に仕掛けられた爆弾で死亡。今年4月にはウクライナ侵攻を支持する軍事ブロガーが、胸像に仕込まれた爆弾で殺害された。いずれも『国民共和国軍』を名乗る組織が、犯行声明を出している。
プリゴジン氏は5月下旬以降、極東ウラジオストクや中部のエカテリンブルクなどロシア全土を訪れ、支持者らと会合を開いている。同氏は政治的な目的ではないとしているが、各地で記者対応もしており、言動が発信されることを意図しているとみられる。
「これまで秘密警察などによって、反体制派の活動は徹底的に弾圧されてきましたが、政権の終焉ムードがロシア国内外で広がりつつあります」(同)
ウクライナ侵攻からの足抜けを画策するプリゴジン氏は、かつて「プーチンの料理人」と呼ばれていた。だが、今やプーチン大統領自身が「まな板の上の鯉」になりつつある。
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