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イニエスタ退団で浮いた30億円で新たにビッグネーム獲得? 楽天・三木谷氏の思惑とは

アンドレス・イニエスタ
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サッカーJ1・ヴィッセル神戸所属の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが5月25日に会見を開き、7月1日の試合を最後に退団すると発表した。

世界のサッカー界を牽引してきた輝かしい実績と、神戸でもキャプテンを務めた人柄からだろう、会見場には複数のチームメートが姿を見せたが、気になる点もあった。

会見でイニエスタは一緒に登壇した楽天グループの創設者・三木谷浩史氏に対し、自らの獲得に動きJリーグでプレーする機会を与えてくれたなどの感謝の気持ちを吐露。ところが、関係者からは「三木谷氏は、第2のイニエスタ獲得に向けて動き始めているのでは?」との噂がささやかれているのだ。

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「現役に未練のあるイニエスタが神戸退団を決めた背景には、吉田孝行監督と戦術をめぐる衝突もあったという。最終的にイニエスタが『監督に逆らうべきではない』と判断したんです。ただ、この時期に退団表明となったのは、欧州サッカーがシーズンオフとなる日程に合わせたからといわれ、三木谷氏が再びビッグネームを連れてくるつもりと話題なのです」(同)

次なるビッグネーム獲得でスポーツ界での地位も盤石!?

ヴィッセル神戸がイニエスタ獲得に提示した推定年俸は、約30億円。コロナ禍ではさすがに減額されたようだが、この年俸分が新たな実力選手獲得の軍資金になるともみられているのだ。

もっとも、三木谷氏はプロ野球・楽天イーグルスのオーナーでもある。チームが最下位に沈む状況だけに、少しはイーグルスの緊急補強費に…とも考えそうなものだが、そういった話は一切出ていないという。

「イニエスタは今後も定期的に日本を訪れる予定です。タイトルも獲ったレジェンドだけに、Jリーグも頼りにするでしょう。また、三木谷氏は次なる実力選手を連れてくれば、再び脚光を浴びることは間違いない。サッカー界でも発言力を強めていくことになりそうです」(関係者)

三木谷氏はかつて、NPBのオーナー会議の議長も務めるなど、その言動は常に大きな注目を集めている。Jリーグでも発言力を持てば、プロスポーツ界における地位は盤石かも?

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