女優の奈緒が主演するフジテレビ系の連続ドラマ『あなたがしてくれなくても』が視聴率で苦戦している。
「平均世帯視聴率は初回の5.8％（ビデオリサーチ調べ・関東地区/以下同）が最高で、4％台に落ち込んだことも。5月25日に放送された第7話は5.3％で、5％前半の数字で推移しています」（放送担当記者）
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ところが、フジテレビ内では早々に「映画化」が内定したというのだ。
「最近の民放は、見逃し配信サービスTVerの動向を重視しています。視聴スタイルの多様化で、テレビをリアルタイムで視聴、もしくは録画視聴するより、スポンサーが狙う層はネット視聴にシフトしているからです。『あなして』は、第7話放送終了後のTVer登録者数が133万人で、4月にスタートしたドラマではトップ。第6話までの再生回数も2000万回を突破していますからね。視聴率よりもTVerの数字を特に気にするフジテレビの期待に十分過ぎるほどこたえているのです」（同・記者）
「次回予告史上1、2を争う怖さ」
同作は、ハルノ晴氏が2017年から『漫画アクション』（双葉社）で連載を開始した同名コミックが原作で、セックスレスの問題に直球で切り込んだ衝撃作。ドラマ版ではセックスレスに悩む2組の夫婦の群像劇が描かれている。
「奈緒以外にも田中みな実をキャスティングし、放送前は2人の過激な濡れ場に期待が高まった。ところが、フタを開けてみれば〝肌の露出〟が圧倒的に不足しており、それも視聴率不振の原因とされています」（芸能ライター）
しかし、こうした視聴者の不満は「劇場版」で解消される可能性があるという。
「今回の『あなして』は、14年7月期に同じ放送枠で流された上戸彩主演の連続ドラマ『昼顔～平日午後3時の恋人たち～』のスタッフが9年ぶりに再集結しています。『昼顔』も不倫を赤裸々に描いて話題になり、劇場版もヒットしましたからね。フジテレビサイドは、濡れ場の自由度が高い劇場版で、奈緒と田中みな実に〝一肌脱いでもらう〟つもりのようです」（同・ライター）
6月1日に放送される第8話の「予告映像」も《次回予告史上1、2を争う怖さの無言予告w》などとネット上で話題になっている『あなして』。最終回に向けて視聴率も上げ、劇場版につなげることができるか。民放他社も、同作の動向に注目している。