緊急事態宣言下の1月22日、東京・銀座の高級クラブに深夜までいたことが文春オンラインで報じられた公明党の遠山清彦幹事長代理。その後、キャバクラなどの飲食費を政治資金から支出したことも発覚し、議員辞職を表明した。
遠山議員は創価高校から創価大学法学部を卒業し、イギリスの大学院で平和学博士号を取得。支持母体である創価学会の婦人部から絶大な人気を博していた次世代を担う公明党のホープ。昨年9月まで財務副大臣を務めていた。
「彫りが深い顔立ちに弁舌も爽やかなことから、学会婦人部内では『遠山の金さん』と呼ばれていました。比例九州ブロック選出だったのですが、党のトップを目指すには小選挙区で勝つことが不可欠。次期衆院選で神奈川6区からの出馬が予定されていました」(宗教ジャーナリスト)
遠山議員が入店したのは銀座のクラブ『N』。午後11時過ぎに訪れていたことが、文春オンラインで報じられたのだ。同議員は「その日はある会社社長と18時より食事をしながら意見交換しました。店を20時に出た後、〝個室を取っているので、そこで話の続きを聞いてもらいたい〟と誘われ、行ったところがご指摘の場所でありました」と文春側に回答している。
クラブ『N』の支払いは決まってT氏
クラブ『N』は5年前にオープンした大型店舗で、地下にはいくつかのVIP用の個室があるという。
「遠山議員の言う〝ある社長〟とは、ブローカーのT氏のことです。以前から遠山議員とT氏は週イチの割合で『N』に来ていた。気に入ったホステスがいるからですよ。コロナ禍になってからも来ていましたからね。支払いは決まってT氏。彼は遠山議員のスポンサーですよ」(元『N』の従業員)
「T氏は〝帝国ホテルに住んでいる〟と話していましたね。仕事はブローカーですが、どんな仕事をしているかは分からない。何しろ、頻繁に名前を変えているような男です。クラブ側としては金さえ払ってくれれば、仕事など詮索しません」(T氏を知るクラブ関係者)
T氏との関係を詮索される前に辞職して正解かもしれない。
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