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わくわく『地方競馬』情報~九州ダービー栄城賞/東海ダービー

わくわく『地方競馬』情報
わくわく『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

競走馬にとって、生涯でたった1度のチャンス「ダービー」。5月28日から6月27日まで8つの競馬場で開催されるダービー競走をシリーズ化することで、全国にその魅力をより感じてもらおうと、2006年に創設されたのが「ダービーシリーズ」だ(16年までは「ダービーWeek」という名称で開催)。3歳ダートクラシック路線の頂点である『ジャパンダートダービー』(JpnⅠ・7月12日・大井)に向けて全国の3歳馬たちがしのぎを削る。

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シリーズ初戦を飾るのが、28日に佐賀競馬場で開催される『第65回九州ダービー栄城賞』だ。佐賀競馬場で旧競馬場時代から現在まで実施されている歴史あるレース。佐賀3冠競走は春の佐賀皐月賞、初夏の九州ダービー栄城賞と秋のロータスクラウン賞で、19年にはスーパージンガ、21年にはトゥルースウィーが佐賀3冠を達成している。

基本的には、佐賀皐月賞や牝馬3歳重賞のル・プランタン賞の上位馬が人気となるが、3歳重賞で敗れた馬または古馬相手に戦って経験を積んできた馬が巻き返すケースもみられる。

東海ダービーは2頭の一騎打ちムード

また、初の2000メートルという距離で人気の先行馬が苦しくなってきたところを差してくる馬など、人気薄の食い込みもみられ、一筋縄ではいかないレースでもある。ちなみに、今年の佐賀皐月賞はネオシエルが1番人気に応えて優勝しており、今年初の「ダービー馬」の称号を得ることができるか注目したい。

そして、31日には名古屋競馬場で『第53回東海ダービー』が開催される。名古屋ならびに東海3冠の2冠目となり、どちらを狙うにしても重要な一戦。19年のダービー馬エムエスクイーン(愛知)、21年トミケンシャイリ(同)は、その後、秋の鞍を制し名古屋3冠を達成。昨年のタニノタビト(同)は、岐阜金賞(笠松)を勝ち東海3冠を制覇した。今年は、笠松『新緑賞』と、名古屋3冠・東海3冠の1冠『駿蹄賞』など、東海の3歳重賞で圧倒的強さを見せつけているリストンと、7戦7勝とデビュー後負け知らずの牝馬セブンカラーズの一騎打ちムードが漂う。「ダービー馬」の称号を賭けた戦いは、例年以上に激しさを増しそうだ。

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