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ジャニーズ事務所「性加害」騒動は激化…現社長の知らないフリに“元長男”も苦言

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ジャニーズ事務所 (C)週刊実話Web

アイドル王国・ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏(2019年に87歳で死去)の性加害を、英国公共放送『BBC』がドキュメンタリー番組で放送してから約2カ月。ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長は5月14日、「深くお詫び申し上げます」と被害を訴える元所属タレントらに謝罪したが、性加害騒動は沈静化するどころか、加熱する一方だ。


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「日本の大手メディアを押さえているジャニーズ事務所としては、嵐が過ぎるのを待てば何とかなると高を括っていた。ところが、『週刊文春』で被害者が続々と告発。メディアもNHKだけでなく、民放局もニュース番組で報じた。加えて、ファン有志が性加害の検証を求める署名1万6000筆をジャニーズ事務所に提出。ジュリー社長は、ファン離れを恐れて謝罪と公式見解を発表したんですが、ジャニー氏の性加害を彼女が『知らなかった』と述べ批判の的になっている。被害者2人は、立憲民主党のヒアリングにも応じた。国会で取り上げられた影響は大きい」(芸能ライター)

長い物に巻かれたメディア

5月14日の見解で、ジュリー社長は「知らなかった」理由として、叔父のジャニー氏がタレントのプロデュース面を、母親のメリー喜多川氏が会社運営の全権を長らく担っていた〝異常な体制〟を要因に挙げた。

「メリー氏は、娘のジュリー氏の男性問題も相談にのっていた。週刊誌にジュリー氏の異性問題を書かれると、一緒に抗議したほど。〝一卵性母娘〟ともいわれていましたからね。ジャニー氏の性癖について、メリー氏から伝えられていてもおかしくない。〝知らなかった〟のではなく〝知らないふり〟をしていたのではないか」(元女性誌記者)

「後継者と目されたジュリー氏を陰ながら支えてきたのは現在、副社長のS氏。S氏はジャニー氏の疑惑などをもみ消す〝裏広報〟的役割を担ってきたんです」(大手レコード会社役員)

芸能ライターの本多圭氏は1997年8月に『ジャニーズ帝国崩壊』(鹿砦社刊)を出版している。本多氏は後にある場所で偶然、S氏と遭遇。S氏から「(ジャニーさんの性疑惑について)書かないでよ、と言われ恐怖感を覚えたことを記憶しています」と述懐する。

「これまで、『フォーリーブス』の北公次さんをはじめ、何人もの元ジャニタレがジャニー氏から受けた性被害を告発する暴露本を出版した。その度にS氏が、マスコミに〝取り上げないよう〟根回しした。大手メディアも長い物に巻かれたわけです」(ベテラン記者)

19日、同事務所に所属していた〝ジャニーズの長男〟近藤真彦氏が性加害問題について「ウソはダメ。隠し事なしに正々堂々と話してほしい」と苦言を呈した。

ジャニーズの行く末はいかに?

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