5月20日と21日に大分県日田市のオートポリスで開催された「全日本スーパーフォーミュラ選手権」をPRするため、大分県の佐藤樹一郎知事を表敬訪問した歌手の近藤真彦が、ついに「ジャニーズ事務所の性加害問題」に言及。大騒ぎになっている。

【関連】『紅白』からジャニーズが消える!? 創業者の“性加害疑惑”対応にNHKが激怒か ほか「本当に言いにくいんだけど、嘘はダメだなって。こうなったら正直にすべてをしっかり話さないと、世の中の人が許さないんじゃないかと思うんで。隠しごとなしに、知ってた、知らないじゃなくて、『もう知ってるでしょ』と。隠しごとなしに、嘘なしに、しっかりと正面をきって正々堂々と話をしてもらえればな、と。じゃないと、みなさん納得しない」

東山紀之への意趣返し

一時は〝ジャニーズの長男〟と呼ばれた近藤の古巣への苦言に、芸能界は騒然。「フェーズが一段上がった」と表現する業界人もいるほどだ。

「藤島ジュリー景子社長が顔出しの謝罪動画を公開し、伯父にあたる創業者の故ジャニー喜多川氏による所属少年たちへの〝性加害疑惑〟について『知りませんでした』とシラを切ったのに、〝長男〟は『知っていた』と報道陣の前で公言してしまったも同然ですから事態は深刻です。しかも、地元テレビ局のニュース映像が全国に拡散されている。今度は藤島ジュリー社長が、『嘘つき』呼ばわりされ、辞任に追い込まれる恐れも強まった」（芸能ライター）

40年以上独立せず、ジャニーズにとどまっていた近藤だが、不倫問題で居場所がなくなり、退所。代わりに〝長男〟に繰り上がった少年隊の東山紀之から、MCを務める報道番組で突き放すようなコメントをされた。

「その意趣返しというわけでもないでしょうが、不倫問題程度で追い出されたことを恨みに思っていた可能性は高い。これまで大物OBたちは沈黙を保ってきましたが、これで〝解除〟になって、ジャニーズに恨みを持っている連中も騒ぎ出すかもしれませんよ」（同・ライター）

最も注目されるのは滝沢秀明氏の動向だという。

「タッキーは、BBCの取材に勘づいて辞めたと噂されていますし、藤島ジュリー社長とは反目ですからね。新しい事務所でオーディションを開始し、ジャニーズ討伐のチャンスをうかがっていますから、マッチが裏切ったタイミングに乗じて、一気に闇を暴露するかもしれません」（同・ライター）

元副社長だった滝沢氏が「知っていた」と言えば、ジャニーズも言い訳はできないだろう。帝国崩壊は秒読みに入ったと言えそうだ。