歌舞伎俳優・市川猿之助(47)が、東京・目黒区の自宅から救急搬送された騒動で、亡くなった猿之助の両親の死因が、「向精神薬中毒の疑い」であることが警視庁の司法解剖で分かった。
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「産経新聞さんが、早い段階で薬物を服用した可能性があるとスクープしていました。同紙の記事によると、父親の市川段四郎さんと母親は《いずれも吐いたような痕が確認されたほか、口の中の状況から何らかの薬物を服用した可能性がある》と詳細を報じていましたからね」(スポーツ紙記者)
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司法解剖は5月19日の午前8時半ごろから都内の病院で行われ、夕方になって結果が発表された。
澤瀉屋のルーツ
この結果を受け、歌舞伎関係者の間では衝撃が走っているという。
「猿之助さんが率いる澤瀉屋(おもだかや)一門の屋号は、初代市川猿之助の生家が副業として薬草の澤瀉を扱う『薬屋』を商っていたことに由来するそうです。その四代目を継承した猿之助さんが〝薬物〟で一家心中を図ったのであれば、なんともやりきれない展開です」(同・記者)
産経新聞の記事によれば、猿之助も薬物を口にしたとみられる状況があったという。
「まだ薬物が何だったのかは発表されていませんが、両親は2階で並んで倒れているのが発見され、2人に1枚の布団がかけられていたそうです。発見時、母親はその場で死亡が確認され、死後硬直が始まっていた。段四郎さんは重体のまま病院に搬送されてから死亡。猿之助さんは、意識もうろうの状態で発見されています。薬物は、服用した者の体格や年齢などで効き目が違うので、比較的緩やかに作用する睡眠薬などを大量に服用した可能性もある。昨日は受け答えもできなかった猿之助さんが、すでに退院しているとの情報もありますから、急激に作用する薬物ではなかったのではないか」(事件ライター)
まだまだ謎は多いが、猿之助が回復して退院したのであれば、全容解明も期待できそうだ。
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