日本各地を代表するジョッキーが、地方競馬ナンバーワンの座を目指し激突する『2023地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ』が、今年も開幕する。その名の通り、地方競馬最強騎手を決定するシリーズであるのと同時に、JRA札幌競馬場にて8月26、27の両日にわたり開催される『2023ワールドオールスタージョッキーズ』に推薦する地方競馬代表騎手の選考レースでもある。
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今回、出場権を得たのは、落合玄太(北海道)、山本聡哉(岩手)、福原杏(浦和)、森泰斗(船橋)、矢野貴之(大井)、山崎誠士(川崎)、青柳正義(金沢)、渡邊竜也(笠松)、昨年優勝の岡部誠(愛知)、吉村智洋(兵庫)、宮川実(高知)、山口勲(佐賀)の12人。22年4月1日から23年3月31日までの所属場での勝利数順位1位の強者たちだ。
ファーストステージ盛岡(5月23日)、ファイナルステージ園田(7月6日)とも各2レースが実施され、着順によるポイント制となっており、4レースの合計ポイントで順位を決定する。
百戦錬磨のトップジョッキーの争いゆえ、地の利がそこまで影響するわけではないが、過去10年をみると開催場の所属騎手の優勝確率が5割を超えているのも事実。今年はどのようなドラマが繰り広げられるのか。たった1枚の切符を懸けた熱き闘いに注目だ。
カギを握る前走・ブリリアントカップ組
さて、大井競馬場では、『第68回大井記念』(SⅠ)が、5月24日に開催される。夏の『帝王賞』と同距離の2000メートルで開催され、上位2頭に優先出走権が付与される。18年にはSⅠに格上げされ、南関東代表馬決定戦という意味合いがより一層強まった。過去10年を遡ると、1番人気馬は【6・0・3・1】、2番人気馬は【1・1・1・7】と両極端な結果となっており、やや難解な一戦。そんな中、鍵となるのは大井記念のトライアル競走でもある『ブリリアントカップ』だ。
18年に重賞に格上げされたが、準重賞時代から結びつきが強く、大井記念優勝馬の前走は10頭中7頭が同レースで、そのうち5頭が連勝だ。今年は昨年の大井記念覇者ランリュウオーが制しており、達成すれば30年ぶりとなる大井記念連覇にも期待がかかる。
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