日本テレビ (C)週刊実話Web
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日本テレビ『行列のできる相談所』が打ち切り!? 裏番組の台頭に対応か…

この10月、日本テレビが生き残りを賭けた大改革に着手する。かつて視聴率三冠王局として他局から恐れられたのは、もはや昔の話。最近はテレビ朝日に怒涛の追い上げを喰らい2位転落は時間の問題だという。そうした緊急事態の最中、メスを入れるのが過去10年以上も手付かずだった日曜GP帯だ。


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現段階で打ち切り番組として候補に上がっているのが『行列のできる相談所』。2002年4月に『行列のできる法律相談所』としてスタートし、一時は世帯平均視聴率20%台をキープする人気番組だった。しかし、時代と共に視聴者離れが加速。一昨年10月のリニューアル時に現在の番組タイトルに変更したものの、視聴率は下げ止まらない。


「ここ最近の平均視聴率は5~6%台。定番だった弁護士がスタジオにいて芸能人の悩みや相談に答えるというスタイルを変えたが、視聴率は復活しなかった。MCの東野幸治やフットボールアワーの後藤輝基と、ひな壇のレギュラー陣の丁々発止のトークを売りにしているが、どこぞの番組で見たような構成に真新しさを感じない。完全に勤続疲労を起こし、見飽きた感が拭えない。日テレ内では〝オワコン〟という位置づけです」(番組関係者)

忖度し続けた結果…手遅れに

今回、秋の番組改編に向け日テレが『行列――』打ち切りの準備に入った理由は、裏番組の環境が大きく影響しているという。

「真裏にはTBSの日曜劇場『ラストマン』が好調なスタートを切った。それよりも注目はフジテレビの新番組『まつもtoなかい』。初回は元SMAPメンバーだった香取慎吾がゲスト出演し、いきなり平均視聴率10%台を叩き出した。2回目で半減したが、ゲスト次第で大化けするコンテンツということに各局が震え上がった。裏番組がどんどん視聴率を取れば、『行列――』の数字が急落するのは自然な成り行き」(事情通)


そもそも、『行列――』の視聴率が低迷し始めたのは、ここ1年の話ではないという。


「すでに3年ほど前から視聴率は右肩下がりを始めていた。その段階でいち早く手を打っていたらこんな事態にはならなかったはず。視聴率が急落傾向にあっても番組を継続させたのは、執行役員のT氏が立ち上げた番組だからだ。編成部が忖度し続けたんです。結果、気づけば手遅れに近い状態になっていた」(同)


現在、日テレ上層部は極秘裏にポスト『行列――』制作委員会を立ち上げ、指名制で企画コンペを実施しているようだ。


「制作費1本当たり5000万円と超破格な条件です。キャストも制限なし。夢のような条件で制作が行われるようです」(関係者)


新行列を巻き起こせるか。