スポーツ

阪神タイガース“藤川球児待望論”急加速!? 矢野監督の采配に猛反発

阪神甲子園球場
阪神甲子園球場 (C)週刊実話Web

矢野阪神の春季キャンプは、波乱含みとなりそうだ。ペナントレースに突入する前に〝采配批判〟が早くも聞かれるかもしれない。

「阪神では1月21日に合同コーチ会議が開かれ、春季キャンプメンバーの振り分けが発表されました。期待のドラフト1位ルーキー、佐藤輝明は一軍スタート。育成の2選手が一軍に抜擢されたのも驚きでしたが、捕手も4人が選ばれ、佐藤以上の注目を集めそうです」(在阪記者)

梅野隆太郎、坂本誠志郎、原口文仁、そして、ドラフト4位ルーキーの栄枝裕貴という4捕手が開幕一軍枠を争う。しかし、栄枝の抜擢で、〝悪夢〟がよみがえった関係者も少なくないそうだ。

「昨季の開幕3連戦で、矢野燿大監督はスタメン捕手を日替わり起用し、連敗しました。そのつまずきさえなければ、と惜しまれました」(同・記者)

矢野監督が現役時代に背負い、昨季までは同じく捕手の長坂拳弥がつけていた背番号「39」を継承した栄枝。長坂の背番号を変更させてまで継承させたところからも、期待の大きさがうかがえる。

だが、矢野監督の日替わり起用には別の理由がある。

「捕手を日替わりで代える野球を一概には否定できません。でも、矢野監督は対戦チームの投手が右か左か、対戦打率を見て決めています」(球界関係者)

普通は自軍の先発投手との相性を最優先に考えるのだが、矢野監督はそうではないというのだ。

結局、トラはいつも助っ人頼み…

昨季の開幕2戦目のことだ。矢野監督は対戦する巨人の先発が左腕の田口麗斗だからという理由で、右打ちの原口を起用。打線を強化して臨んだが、阪神は11失点して大敗した。

以後、梅野にスタメンマスクが固定され、チームは建て直された。それなのに、矢野監督は「今年も」と日替わり捕手をコーチ陣に予告していた。

「監督候補に藤川球児の名前が早くから囁かれそうです。矢野監督は契約最終年を迎えました。栄枝は強肩の好捕手ですが、優勝争いをする上では荷が重すぎますよ」(同・関係者)

相手投手との相性で日替わり捕手を選ぶ独自采配だが、裏を返せば、打線を信用していなかったということになる。炎上を防ぐカギは、新加入のメル・ロハス・Jr.の活躍にかかっている?

結局、トラはいつも助っ人頼み。「藤川待望論」が加速しそうだ。

あわせて読みたい