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JRA重賞『オークス』(GⅠ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」

三嶋まりえ
三嶋まりえ(C)週刊実話 

今年の3歳牝馬は、リバティアイランド一強ムード。唯一敗れたアルテミスSも負けて強しの内容でしたし、桜花賞のレースぶりから距離延長も問題なさそう。ですが、ここはあえて別の馬を指名したいと思います!

オークスはシンリョクカが本命候補です。これまで3戦ともマイル戦に出走していますが、距離が延びていいタイプ。桜花賞のボーダーが高くなり出走が危ぶまれたときには、皐月賞への出走も視野に入れていたほどで、距離延長にはまったくと言っていいほど不安がありません。竹内師も「大きな走りをするし、折り合いもよくて注文がつかない。もともとこのくらいの距離がいいと思っていました」とうなずきます。

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シンリョクカといえば、阪神JFで単勝12番人気ながら2着に好走し、周囲をアッと驚かせたのが記憶に新しいですよね。でも、竹内師はこの好走に「これくらい走れていい馬」と驚嘆というより納得の表情。それもそのはず、師は初めてこの馬を見たときから〝これはものが違う!〟と思ったそうなんです。それも生後2カ月のときだというからすごいですよね。「たたずまいもそうですし、立っていても歩いていてもバランスがいい。力の伝わり方がきれいでしたね。こういう馬には初めて出会いました」と興奮気味に語ります。

一発があっても不思議ではない

そして、第一印象が間違いではなかったことが2歳時に分かります。「ウッドコースで初めて速い時計を出したときに、ラスト1ハロン12秒0で上がってきたんです。それも、そのままの姿勢で。これからどれだけよくなるんだろうと思いましたね」。期待通りに新馬戦を勝ち、クラシック戦線へ駒を進めているのはさすがの一言です。

今回はデビュー勝ちの東京が舞台。「新馬戦もしまいに弾けていましたし、左回りで悪くなるということはありません」と期待を込めていました。今回も人気にはならないと思いますが、一発があっても不思議ではないです。単複と馬連はリバティアイランド、ハーパー、ソーダズリング、ヒップホップソウル、ペリファーニアへ。(注:1週前時点での予想です)

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

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