スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが、1月14日に発売された同国の郵便切手の図柄に採用された。
グレタさんに象徴される環境保全の切り札として、EV(電気自動車)に期待が寄せられている。しかし、主流となったあかつきには、電力消費が現在の2倍になると推測されている。
2020年、日本の夏は猛暑だった。10月まで30度を超える暑さが続いたが、一転して冬は各地を大雪が襲い、この傾向は日本ばかりか世界の潮流となっている。この大寒波でハッキリ見えたのがEVの弱点だ。
災害で分かったハイブリッド車の優位
「この冬、日本海側を襲った豪雪により、高速道路が寸断されました。数千台のトラックが動かず、物量が中断するという新しい危機に直撃されたことで、EVが各所で電欠(電池切れ)を起こし、その限界が露呈したのです。おそらくガソリン車が全廃となっても、現実的にハイブリッド車の優位が続くでしょう」(自動車アナリスト)
EVは電気がないと使い物にならない。電力を安定供給するには、既存の水力や火力に風力、太陽光、地熱などを加えても、現状では不足するのが明らかだ。
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