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大関目指す関脇・霧馬山に暗雲!? 付き人が兄弟子からの暴行被害を告発

相撲のぼり
相撲のぼり (C)週刊実話Web 

まるで狙い撃ちにでもあったかのようだ。大相撲夏場所が、5月14日から東京・両国国技館で始まっている。4場所連続休場明けの横綱照ノ富士や、1年半ぶりに幕内に帰ってきた元大関の朝乃山ら、話題力士は多いが、中でも注目されるのは大関取りに挑む関脇霧馬山だ。

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今場所もまた1横綱1大関で、看板力士不足は解消されていない。そんな中で、日本相撲協会首脳がノドから手が出るほど欲しい新大関は、誕生するのか。

大関の当確ラインは、直近3場所の通算勝ち星が三役で33勝とされ、霧馬山はこの2場所、11勝、12勝ときている。となると、今場所10勝以上で合格ラインを突破。先場所も大逆転で初優勝するなど、勢いがついているだけに、それほど高いハードルではない。

本人も場所前からその気で「これが最後のチャンスだと思ってやっていく。今場所で(大関昇進を)決めたい」と、意欲的に全面解禁されたばかりの出稽古をこなしていた。

最も身近にいた付け人が…

そんな矢先、角界はいつまで経っても後を絶たない不祥事に見舞われた。5月9日、『週刊新潮』の報道によって、霧馬山の所属する陸奥部屋の中で力士の暴力事件が発覚したのだ。しかも、28歳の兄弟子に暴行され、協会に被害を告発したのが、自分の付け人である三段目の安西だった。

「暴力が振るわれたのは、安西が入門した直後の3年前からで、エアガンで撃たれたり、フライパンの裏で叩かれるなど、かなりひどいものだったようです。安西は、今年1月に師匠の陸奥親方(元大関霧島)にも報告していますが、動きがないため、協会に告発。すでに兄弟子は引退し、安西も4月に告発を取り下げており、事態は収束に向かっていますが、最も身近にいながらこのことにまったく気づかなかった霧馬山も、少なからず責任を感じており、大関取りへの影響が心配です」(協会関係者)

初日の3日前にも、時津風部屋に出稽古して豊昇龍や若元春らと猛稽古を繰り広げた霧馬山。果たして、災い転じて…となるか、霧馬山の15日間が注目される。

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