ジャニーズ事務所 (C)週刊実話Web
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谷原章介『めざまし8』だけノーコメント!朝のワイドショー“ジャニーズ報道”で温度差

母の日だった5月14日の夜、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長が、創業者・故ジャニー喜多川氏の〝性加害疑惑〟について約70秒の「謝罪動画」を発表した。


これを受け、15日のテレビ各局の朝のワイドショーでは、報じ方に〝温度差〟が出た。


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『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、同局職員の玉川徹氏が、「藤島社長が謝罪したことはとても大きな事。大きなステップを踏み出した」とコメントしたが、性加害問題について深く踏み込むことは一切なく、いつもの舌鋒鋭い〝玉川節〟も聞くことはできなかった。


谷原章介がMCを務める『めざまし8』(フジテレビ系)では、番組中盤の「NewsTag」のコーナーで取り上げ、ジュリー社長の「知らなかったでは済まない話だと思っておりますが、知りませんでした」との発言や、辞任の意思がないことなどを伝えたものの、それ以上は一切深掘りせず、谷原や元大阪府知事の橋下徹弁護士らも一言もコメントすることなく次のコーナーに移ってしまった。

“反省の姿勢”を見せた元NHKの武田アナ

そんな中、真正面から報じたのは『DayDay.』(日本テレビ系)。一連の騒動をトップニュースとして扱い、元NHKの武田慎一アナが、こうコメントしたのだ。

「報道の現場に長くいましたけれども、この間、こうしたことは芸能界の中での出来事で、『ニュースとして伝えるべきことなのかどうか』ということを突き詰めて議論したり、考えたりすることをしてきませんでした」


さらに、武田アナは〝反省の姿勢〟まで見せたのである。


「藤島氏が、自らも『積極的に知ろうとしたり、追及しなかったことについて責任があると考えている』としていますけれども、同じ責任を、伝える側としても、いま感じています」


芸能ライターが分析する。


「武田アナは、さすがNHKといったところで、ネット上でも好印象です。谷原は、アナウンサーやキャスターではなく、俳優ですから、なかなかコメントを出しづらいのも理解できる。問題はテレ朝です。玉川さんならズバッとやってくれると期待した視聴者も多かったようですが、完全な肩透かし。ネット上にも失望したという声が上がっているほどです」


しかし、「日本テレビにも打算がある」というのは某制作会社の関係者だ。


「日テレさんは、『news zero』で嵐の櫻井翔さんをキャスターで起用していますからね。そこでは真正面から扱いにくいので『DayDay.』、しかもNHK出身の武田アナにコメントさせることで〝視聴者をごまかす戦略〟ともとれます。テレ朝さんも、『サンデーLIVE!! 』に東山紀之さん、『週刊ニュースリーダー』にTOKIOの城島茂さんを起用しているため、今週末の放送でニュースとして扱えるかどうか、まだ微妙なところ。いくら玉川さんとはいえ、この段階で突っ込んだコメントはできなかったというわけです」


ジュリー社長は、謝罪はしたものの「知らなかった」で押し通すつもりのようだが、視聴者やスポンサーがそれで納得するかどうかは別問題だ。