
北朝鮮・女帝の金与正が失脚!? 真の後継者は正恩氏の次女「主愛」の可能性
北朝鮮の金正恩総書記の実妹として、同政権の中で突出した存在感を印象付けてきた〝女帝〟金与正党副部長だが、正恩氏の娘である金主愛の頻繁な登場と反比例するように、その権威が揺らぎ始めている。
「いくら国威発揚のためとはいえ、最近の与正氏は米韓を罵倒しすぎです。これは自らを大きく見せようとする焦りの表れではないでしょうか。とにかく彼女は若いときから目立ちたがり屋で、米国に亡命した叔母などの証言によると、『大きくなったら党の仕事がしたい。党幹部になりたい』と父親の金正日総書記にねだっていたそうです」(北朝鮮ウオッチャー)
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これに対して正日氏は、儒教国家の北朝鮮に男尊女卑の思想が染み付いていることもあり、「雌鳥が鳴くと家が滅びる」と突っぱね、「おまえが男に生まれてくればよかったのに」と口にしたといわれる。
「外務省や党統一戦線部などから上がった談話の草案は、まず与正チームが目を通し、その後に彼女の添削が入る。すると、米大統領を〝老いぼれ〟などと激しくののしる言葉に変わるのです」(同)
正恩氏が政権の座に就いた11年前は、周囲に正日時代の幹部が居並び、何かにつけて与正氏に頼らざるを得ない環境だった。やがて正恩氏は、与正氏に対外政策を任せるようになるが、2019年2月にベトナム・ハノイでの米朝首脳会談が決裂したのを契機に、彼女への依存度が落ち始めたという。
「正恩氏の関心が、李雪主夫人や子供に移るのは自然な流れです。与正チームと雪主チームはライバル関係になり、今年2月、正恩氏と夫人のツーショットを中心とした写真集が発行され、夫人を〝国母〟と呼称するようになったのも雪主チームの戦略です」(同)
10歳前後で持つ後継者としての自覚
与正氏に代わって台頭したのが、正恩氏の次女とされる主愛である。2月8日に挙行された軍創建75周年の軍事パレードでは、正恩氏と主愛が手を取り合い、レッドカーペットの上を歩いて入場。主愛が座った貴賓席の椅子には金の装飾が施され、雪主夫人の椅子より立派で大きかった。「2人の一歩後ろを政権ナンバー2である趙甬元組織担当書記が歩いており、主愛の地位がより上であることが明らかになったのです。閲兵式では〝白頭の血統、決死擁護〟というスローガンが掲げられ、主愛がロイヤルファミリーの象徴である白馬にまたがる姿まで紹介されています」(外交関係者)
主愛が真の後継者なのかについては、金一族から4代目を選出するという象徴的な意味合いにすぎないとの意見もある。
ただし、主愛を紹介する際の〝尊敬する〟という敬称は、国の最高指導者に使われるもので、これは正恩氏が後継者として初めて登場した10年前にも使用されている。ちなみに、妹の与正氏には一度も使われたことがない。
「また、92年1月に8歳の誕生日を迎えた正恩氏は、星が飾られた制服を着用し、お祝いのため出席した幹部たちから栄誉礼を受けています。このときから正恩氏は、いつの日か自分が最高指導者になることを知っていたと証言しており、つまり10歳前後という主愛の年齢は、後継者としての自覚を持つのに早すぎるわけではないと解釈されます」(国際ジャーナリスト)
後見役だった叔父を〝処刑〟
主愛の存在が新たな確執の火種でもあるが、北朝鮮ではかねてからナンバー2が「消される」という不文律がある。本当に粛清された例もあれば、降格人事の場合もあるが、特に正恩政権になってからは「エレベーター人事」と揶揄されるほど目まぐるしい。「ミサイル開発への貢献でトントン拍子に出世し、正恩氏の隣でタバコをふかすほどの権勢を誇った李炳哲氏は、党政治局常務委員を解任され、政治局員候補に降格されました。さかのぼれば正恩政権の発足直後の12年には、正日氏から厚い信任を受けていた李英浩軍総参謀長が反革命分子として粛清されています。正恩氏の下でナンバー2は枕を高くして眠れません」(前出・外交関係者)
そもそも正恩氏は、後見役とされた叔父の張成沢氏を極めて残酷な手法で処刑し、それに連なる党や軍の実力者をことごとく排除している。
現在のナンバー2である趙氏は正恩氏の子供時代からの忠臣で、ロイヤルファミリーの執事的な役割も兼任している。主愛の後ろ盾でもあり、ひたすら「ヨイショ」に励む毎日だ。
「趙氏の組織担当書記という役職は、党や軍の人事に大きな権限を持つ。この地位に自ら就任した正日氏が、死ぬまで手放さなかった絶対権力です」(同)
正恩氏は21年に党規約を改正し、総書記を代理する「第1書記」のポストを新設した。現在この地位を名乗る人物はいないが、正恩氏の身に万が一の事態が起きれば、与正氏が第1書記に就くとする一方で、実施的には趙氏が第1書記だとの見方もある。
与正氏vs主雪夫人と主愛親子、与正氏vs趙氏、北朝鮮ロイヤルファミリーの奥の院では、常に暗闘が繰り広げられているのだ。
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