女優の川口春奈が「売れすぎて」困ったことになっているという。
『女性セブン』によると、7月期の木曜午後9時からテレビ朝日系で放送される中村倫也主演のドラマ『ハヤブサ消防団』に川口の出演が決定。ところが、川口は毎週木曜の同時間帯にTBS系の『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』にレギュラー出演しているため、テレビ業界では禁断の〝裏かぶり〟が生じたというのだ。
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「TBSの『モニタリング』は、異例の2時間枠のバラエティーです。夜8時からの放送開始のため、午後9時からの約1時間が裏番組となる『ハヤブサ消防団』とかぶる。そこで、どうしても川口を起用したいテレ朝がTBSに頼み込み、ドラマの放送期間中だけ、川口の『モニタリング』への出演を見合わせることになったというのです」(芸能ライター)
『ハヤブサ消防団』は、『半沢直樹』シリーズのメガヒットで知られる直木賞作家・池井戸潤氏の原作。中村も、日本テレビ・水卜麻美アナと結婚後、初の主演ドラマとあって注目度は抜群だ。
「これに、売れっ子女優の川口をキャスティングできれば高視聴率間違いなしの〝鬼に金棒〟。しかも、テレ朝とTBSが話し合って妥協点を見つけた以上、川口の所属事務所も断ることができなくなったのではないか」(同・ライター)
スケジュール「ガラガラ」がチャンスに
昨年10月期に放送された川口主演のフジテレビ系ドラマ『silent』は社会現象になるほどの大ヒットを記録したが、かつては主演ドラマが大コケして〝低視聴率女王〟と呼ばれた時期もあった。
「18歳のときの2013年に主演したドラマ『夫のカノジョ』(TBS系)第5話で3.0%という低視聴率を記録。他の回でも3%台を何度も出し、最終的には放送回数が短縮されて8話で打ち切りになっている。あの頃は、この子にはもう将来がないと思ってました」(放送担当記者)
その後の作品でも低視聴率に苦しみ、次第にオファーも減っていったが、それが功を奏した。
「麻薬取締法違反容疑で逮捕された沢尻エリカが出演予定だった20年の大河『麒麟がくる』の代役に抜てきされた。当時の沢尻クラスの女優はスケジュールが取れなかったからです。〝低視聴率女王〟と呼ばれていた川口は仕事がほとんどなく、うまくハマった」(同・記者)
これ以降、快進撃が続き、CMも数えきれないほど入り、一気に同年代の女優のトップクラスに躍り出た。
「ただ、〝裏かぶり〟でコケたら目も当てられない。中村も、水卜アナとの結婚でファンが離れ、アンチすら生んでいる状況。題材も題材ですから、『ハヤブサ消防団』が必ず当たるという保証はありませんよ」(同・記者)
かつての川口がそうだったように、物事には必ず〝反動〟がくる。今回の〝裏かぶり〟が、再び川口の評判を落とすきっかけになるかもしれない。
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