初仕事は得意先まわり?
卓球女子の石川佳純が5月1日に現役引退を発表した。全日本女子シングルスで5度頂点に立ち、五輪団体戦では12年ロンドン大会と21年東京大会で銀メダルを、16年リオデジャネイロ大会でも銅メダルを獲得。その輝かしい経歴から、
「知名度も高く、スポーツキャスターでやっていけば、仕事が絶えることはないはず」(テレビ誌ライター)
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「近年は学童に卓球を教える活動もしており、今後はこれをメインにするのでは」(スポーツ紙記者)
と、引退後の活動に太鼓判を押す声も多く聞かれた。
だが華々しいセカンドキャリアに踏み出そうとする石川の前に、〝やっかいな仕事〟が立ちはだかっている。それが卓球Tリーグ女子チームの救済だ。
「実は『京都カグヤライズ』が運営資金不足で、7月末開幕のTリーグ6季目に参戦できない可能性が出てきた。応援してきた協賛企業が、資金提供の減額を申し出たからです。京都は参入以来、想定していたスポンサーが集まらず、厳しい状況が続いており、チームの代表が監督を兼務しています」(専門誌記者)
実績もある石川に協力を要請?
Tリーグに参加し続けるには2000〜3000万円の調達が必須で、そのリミットは5月末。チームは営業マンなどを増員して必死の売り込みも続け、Tリーグ事務局も協力を約束したが、いまだ大口スポンサーが見つかっていない状態なのだ。
「『京都カグヤライズ』には、史上最年少の9歳でTリーグ参入した松島美空ちゃんも所属している。令和の福原愛、石川の後継者になり得る逸材ですが、リーグ参戦できなくなれば彼女の成長も閉ざされることになってしまう」(同)
そこでチームと事務局筋に急浮上しているのが、「知名度バツグンの石川に手伝ってもらえないか?」というプランだという。
専門誌記者が続ける。
「なぜなら、石川には東京五輪出場決定と同時に協賛企業を増やした実績があるからです。ただ、その一方、チームや事務局内には『金看板にそんなことをさせるな!』の声もあり、切り出せない状態なんです」
卓球界のために一肌脱ぐ?
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