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JRA重賞『天皇賞・春』(GⅠ)「週刊実話」競馬班 超本気データ攻略

タイトルホルダー
タイトルホルダー

改修工事も終わり、久々に本来の開催場所である京都競馬場に戻ってきた『天皇賞・春』。スタンドやパドックのリニューアル、路盤改修や芝の張り替えは行われたものの、コース自体に大きな変更はなし。京都名物の3コーナーの山も残っており、かつてのような名勝負が展開されるに違いない。阪神で行われた近2回も含めて、過去10年の1番人気馬は【3・3・0・4】と目下6年連続連対中で、2番人気も【5・0・1・4】と奮闘しているものの、2頭のワンツーは2回だけで、3着以内まで広げても3回しかない。〝両雄並び立たず〟という状況は、想定しておくべきだろう(以下のデータは、特に断りのない限り過去10年の集計)。

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《馬齢別・東西別》
馬齢別の成績と複勝率は以下の通り。4歳馬は【4・2・4・28】で26.3%、5歳馬は【5・4・1・41】で19.6%、6歳馬は【1・3・2・33】で15.4%、7歳以上は【0・1・3・35】で10.3%。若いほど好成績という状況だ。東西別では関東馬【5・2・3・32】で23.8%、関西馬【5・8・6・104】で15.4%。トータルの出走数は関西馬が圧倒しているが、複勝率では関東馬が優位に立っている。ちなみに、関東の4〜5歳牡馬は【5・2・0・8】で46.7%と好相性。これに該当するのはアスクビクターモア、エンドロール、タイトルホルダーの3頭だ。

《前走クラス別》
前走のクラス別の成績&複勝率は、GⅠが【2・1・0・4】で42.9%、GⅡが【8・8・8・101】で19.2%、GⅢが【0・1・1・20】で9.1%、OP特別以下が【0・0・0・11】で0%と、クラスが高いほど好走率も高くなっている。今年のメンバーで、前走がGⅠなのはマテンロウレオ(大阪杯4着)のみ。GⅡ組は、全体のアベレージは今ひとつだが、勝ってここに臨んだ馬は【4・5・3・11】と過半数が馬券絡みを果たしている。タイトルホルダー(日経賞1着)とジャスティンパレス(阪神大賞典1着)にとっては追い風となるデータだ。それに対して、掲示板外からだと【0・1・0・34】。阪神大賞典6着サンレイポケット、7着アイアンバローズ、11着メロディーレーン、日経賞9着アスクビクターモアは、厳しい戦いを強いられそうだ。

《騎手》
過去10年の天皇賞・春における、おもな騎手成績はこうなっている。ヒュミドールの武豊騎手は【2・1・0・5】、ジャスティンパレスのルメール騎手は【2・0・1・5】、ディープボンドの和田竜二騎手は【0・2・0・7】、マテンロウレオの横山典弘騎手【1・0・1・4】。一方で、ボルドグフーシュの川田騎手は【0・0・0・9】、ディープモンスターの浜中騎手は【0・0・0・6】、メロディーレーンの幸騎手は【0・0・0・6】、サンレイポケットのMデムーロ騎手は【0・0・0・4】と馬券圏内なし。

馬券は◎からの馬連&3連単で勝負!

◎はタイトルホルダー。昨秋は極悪馬場の凱旋門賞、その余波があった有馬記念と連敗を喫したが、日経賞は8馬身差の圧勝と本来の姿に。高速決着も不安なし。○はジャスティンパレス。こちらも前哨戦の阪神大賞典を快勝して、反攻の狼煙を上げた。ルメール騎手とも3戦3勝と相性抜群だ。▲はマテンロウレオ。昨春のクラシックでは振るわなかったが、休養から復帰した秋以降は地力強化の跡が見て取れる。前で流れに乗れるようなら粘り込みも。△は末脚安定のボルドグフーシュ、長距離は崩れていないシルヴァーソニック。馬券は、◎から印各馬に流す馬連と、1着固定の3連単(12点)で勝負!

《結論》
◎タイトルホルダー
○ジャスティンパレス
▲マテンロウレオ
△ボルドグフーシュ
△シルヴァーソニック

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