Ⓒ2023劇場版『TOKYO MER』製作委員会
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LiLiCo☆肉食シネマ~劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』/4月28日より全国公開

監督/松木彩 脚本/黒岩勉 出演/鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、小手伸也、佐野勇斗、ジェシー(SixTONES)、フォンチー、菜々緒、杏、徳重聡、古川雄大、渡辺真起子、橋本さとし、鶴見辰吾、仲里依紗、石田ゆり子 配給/東宝


続々と大作が公開される時期になりました。ゴールデンウィークの間に見てもらいたい、感じてもらいたい世界各国の作品はさまざまありますが、今回私が選んだのは、横浜の街。TBS系の人気ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』がスクリーンに登場です。実は私、リアルタイムでは見られなかったのですが、話題だと聞いて1話だけでも…と思ったら大ハマり。面白すぎて、一気に全部見ちゃいました。


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人気ドラマの映画化…ご安心ください。全く裏切りません! もちろん、ドラマを見ていなくても大丈夫。私、ラッキーなことに撮影現場に取材させていただきました。そのときは横浜ランドマークタワーを舞台に逃げ惑う人々のシーンの真っ最中。これほど多いエキストラの数は見たことがなく、道を封鎖して撮影していたのも印象的でした。


そして、「TOKYO MER」の皆さんが到着したときは大興奮でした。横浜ランドマークタワーの爆発が物語の中心というのは、すでにメディアで紹介されていますが、いやいや、冒頭からすごかった! 本当に驚きました。〝えっ、ランドマークタワーだけじゃないのね〟と開いた口が塞がらなかった。スケールが違う!

勇気と感動…爽快感で飲むビールが格別!

鈴木亮平、中条あやみ、菜々緒など、「TOKYO MER」の面々に加えて、今回は「YOKOHAMA MER」が登場。杏さん演じる鴨居チーフの冷静な判断と、鈴木亮平演じる熱い男・喜多見チーフの対立も面白い。考え方が真逆であっても、救わなければいけない命がある。だから医療ドラマとしても人間ドラマとしても感動と緊張を味わうことができるのでしょう。

「TOKYO MER」(モバイル・エマージェンシー・ルーム)は、オペ室を搭載した大型車両ERが事故現場や災害現場に派遣される都知事直轄の救命医療チーム。死者を1人も出さないことが彼らの使命。そのために自らを危険にさらすこともあります。


ヒーローもいろいろあるけど、彼らの一生懸命な姿を見ると熱くなります。人のために命懸けで行動する。これは誰が見ても勇気と感動をもらえて、爽快な気分にもなります。


このチームには、これからもシリーズとしてスクリーンに登場してほしい。医療用語や身体を張った演技は大変だと思うけれど、役者たちの活躍は拍手もの。しかも、みんなのチームワークがバッチリでした!


これは、頑張る力がもらえる1本。仕事帰りにどうでしょう。きっと、観賞後のビールは格別ですよ。
LiLiCo 映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS『王様のブランチ』、CX『ノンストップ』などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。