今週は天皇賞・春です。昨年はタイトルホルダーが逃げて2着に7馬身差。見ていて気持ちがいいほどの快勝で、横山和騎手がGⅠ初勝利を決めました。今年も同馬が出走。連覇へ向け、順調な仕上がりを示しています。今年はアスクビクターモアとの菊花賞馬対決も話題に。横山武騎手との初コンビで〝兄弟対決〟も見どころの一つ。さらに、新しくなった京都競馬場での初めてのGⅠ。どのコンビがタイトルを手にするのか、注目が集まります。
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私は、今のところタイトルホルダーが本命候補筆頭。1週前追い切りはアライバルを追走し、余裕の手応えで先着。強めに追われた僚馬に対し、こちらは楽な手応えで、5ハロン64秒7-11秒2の好時計をマーク。さすがGⅠ・3勝馬と思わせました。
昨秋は凱旋門賞(11着)→有馬記念(9着)と、この馬の実力からすれば物足りない成績。特に有馬記念は、行きっぷりがいつものタイトルホルダーではなく、〝どうしたんだろう?〟という走り。それを受けた前走の日経賞は、〝立ち直っているのか〟がキーポイントになっていました。
「新京都競馬場」での開催が一つの鍵に
前走のレース前に横山和騎手は「とにかくタイトルホルダーらしい走りをしてほしい」と望んでいましたが、結果を見ればいつものこの馬らしい、はつらつとした走りが戻っていましたね。その走りに、まずはひと安心。安心したのは、陣営も鞍上も皆さんもきっと同じでしょう。
さて、連覇が掛かる天皇賞・春。〝新京都競馬場で行われるレースがどうなのか〟が一つの鍵になりそうです。「走ってみないと分かりませんが乗り越えられる馬が勝つと思うし、乗り越えてほしい」と横山和騎手。各馬にとって初めてとなる新しい競馬場ですが、どんな条件であってもタイトルホルダーの能力は上位。スピードとスタミナでねじ伏せるレースが見たいです。単勝と馬連はアスクビクターモア、ジャスティンパレス、シルヴァーソニック、ディープボンド、ヒュミドール、ブレークアップ、ボルドグフーシュへ。(注:1週前時点での予想です)
三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。
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