大相撲界の春巡業は4月30日、茨城県神栖市で最終日を迎える。残念なことに大関貴景勝や関脇若隆景らはケガのために不参加。先場所、鮮やかな逆転優勝をした関脇霧馬山も前半は右ふくらはぎが化膿して欠場した。
こんな目玉、話題に乏しい巡業を1人で支えていたのが、十両にもかかわらず、急きょピンチヒッターとして駆り出された元大関の朝乃山だ。
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初場所に向けた #番付編成会議
湘南乃海
「師匠のことば 支えに」朝乃山
「支えてくださる方々への
感謝の気持ち忘れず 日々精進」#sumo #nhksumo
詳しい記事はこちら 👇https://t.co/taVRQhDH1H— NHK大相撲(公式) (@NhkSumo) November 30, 2022
「すでに人気はトップクラス。春場所でもNHKの取組再生ランキングは連日、幕内力士を抑えて1位をキープしていた。会場内の売店でも名前入りのタオルなど、朝乃山グッズの売り切れが続出していました」(大相撲担当記者)
ファン殺到…夏場所にも期待!
この人気は土俵の外だけではない。いずれ近いうちに対戦必至とあって稽古でも引っ張りだこ。とりわけ、熱心に稽古相手に指名したのは春場所、2ケタの10勝を挙げ、大関昇進争いに割り込んできた関脇の豊昇龍だった。
「大関争いにしても優勝争いも、いずれ一番の敵になると踏んでいるからでしょう。巡業前半、霧馬山らがいないこともあって、毎日のように朝乃山を引っ張り出していた。豊昇龍は『前に出る力はあるし、四つになっても強い』とライバル心を剥きだしに稽古していた。横綱照ノ富士も、まだ申し合いには参加していませんが、ぶつかり稽古で胸を出し、感触を確かめていた」(同)
5月14日から始まる夏場所(両国国技館)では1年半、9場所ぶりの幕内復帰が決定的な朝乃山。
「地方巡業の会場の隅で四股を踏んでいる間も、一緒に写真を撮りたがるファンが殺到し、『これじゃ体も温まらない』と苦笑いするシーンがしばしば見られた。人気者はつらいよといったところです」(同)
夏場所では一身に注目を浴びそうだ。
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