ダウンタウンの松本人志を挑発するなど、〝芸能界の破壊王〟とも呼べる暴れっぷりを見せるオリエンタルラジオの中田敦彦が、4月23日に自身のYouTubeチャンネルを更新。今度はジャニーズ事務所の創業者「ジャニー喜多川氏の性加害疑惑」を解説する動画をアップし、世界中から大反響を呼んでいる。
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今回の動画は、中田の意向で収益化をせず、海外でも関心が高いことから「英語字幕」を付けて公開。コメント欄には英語の感想も多数寄せられ、公開から3日(26日午前9時現在)で223万回を超える再生数を記録しているのだ。
中田は、ジャニー氏の性加害問題を民放が一切報じない(動画収録時)という状況の中で、この問題に斬り込むことに「戸惑いと恐怖感、抵抗感があった」と告白。それでも、ファンから「ジャニー喜多川氏を取り上げてください」という声が殺到したことを明かし、動画の公開理由をこう説明した。
「自分の表現者としての立ち位置として、生き方として、この件に関して黙っているということ自体がですね、こういった件を黙認している、もしくは暗に加担しているという位置になるのではないか」
ガーシー容疑者に代わる“新たな脅威”
中田は、今年3月にイギリスの公共放送BBCがジャニー氏の性加害を特集した番組を流したことを踏まえ、「告発の歴史」を時系列に沿って約1時間も解説。2003年に東京高裁がジャニー氏の性的虐待を認定したものの、メディアがそのことを一切報じなかったことなどにも触れた。
その上で、ジャニーズがすばらしいエンターテインメントを残したことは事実としながらも、次のように断じている。
「児童虐待を容認することや、黙認することはまったく別のことなのだという風に考えてですね、それが事実なのかどうか分からないのであれば、少なくとも社会はそれを検証しなければいけないし、報道はその役割を果たさなければいけないし、企業は創業者が他界したというのであっても説明責任を持っていると、国際的な常識に鑑みてみれば、そういう風に判断できると思います」
この動画には、実名顔出しで被害実態を告発した元ジャニーズJr.で歌手の岡本カウアンも反応。感謝のコメントを寄せている。
「中田さん取り上げて頂いてありがとうございます。そしてこの件に対して沢山のコメントもありがとうございます皆さん一人一人が考える機会になることがまず大切なことだと思ってます。引き続きよろしくお願いします」
中田の動画収録時には「完全スルー」を決め込んでいた民放各社も、示し合わせたかのように一斉に〝ジャニー氏の性加害疑惑〟を短時間で報じ、ジャニーズ事務所も「内部調査」を始めているとコメントしているが…。
「東山紀之やTOKIOの城島茂、嵐の櫻井翔など、ジャニタレの多くは〝報道〟も扱う情報番組やニュース番組のキャスターをしています。このあたりの番組で取り上げないのであれば、彼らを降板させるべきですよ」(芸能ライター)
ガーシー容疑者が表舞台から消えた今、中田の存在は芸能界にとって新たな脅威になりつつある。
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