(画像)ViDI Studio / shutterstock
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浮気を疑い18歳女性を刺殺…自らも命を絶った元交際男性の“異常な執着心”

愛憎の末の犯行だったのか。4月8日午後8時ごろ愛知県名古屋市にある名古屋鉄道本笠寺駅の待合室ベンチで、会社員の川村月音さん(18)が胸を刺されて死亡しているのが発見された。


司法解剖の結果、死因は心臓損傷と判明。胸に3カ所以上の刺し傷が見つかったが、同駅では同じ時刻に別の騒動も起きており、これが川村さんの死と関連しているとみられているのだ。


【関連】13歳娘が母親を刃物で刺殺“スマホアプリ”めぐりいざこざか… ほか「それが川村さん発見の数分前に起きた、人と電車の接触事故。同事故で死亡した南拓哉容疑者(29)は川村さんの元交際相手だったことが分かっており、警察は別れ話のもつれから南が彼女を刺殺。電車に飛び込んだ可能性が高いとみているのです」(社会部記者)

交際のため千葉から名古屋へ

実際、南容疑者の川村さんへの執着ぶりはすさまじかったようだ。2人の出会いは明らかではないが、調べによると南容疑者は約1年前に川村さんと交際するため千葉から名古屋に移り住んだという。その際に、運転免許を取ることやフルタイムの仕事に就くことなどを約束。彼女との結婚を夢見ていたという。

「ただそうした思い込みから川村さんへの束縛がすごくて、男友達はおろか友人との交際も制限していた。また、従わないと首を絞めたり、暴力を振るうことも少なくなかったのです」(捜査関係者)


そのため、悩んだ川村さんは事件の3日前に交際を解消したが、南容疑者はその後「生きていても仕方がない」「殺したい」などとするメッセージを知人らに送信。明らかに様子がおかしかったというのである。


「警察は南容疑者が事件前日に川村さんの浮気を疑い、『包丁を購入した』と友人にメッセージを送ったこともつかんでいる。容疑者は死亡しているものの、こうした執着ぶりは今後も裏付け捜査で明らかとなるはずです」(前出・社会部記者)