テレビ界はこの話題で持ち切りだ。俳優の織田裕二が、ついに主役路線を断念。7月期に放送されるドラマ『ファトゥス~執行官』(テレビ朝日系=仮題)で30年ぶりに脇役として出演するという。
「織田が主役以外の連ドラに出演したのは、1993年に放送され、浅野温子がヒロインを演じた『素晴らしきかな人生』(フジテレビ系)以来です。当時は、今のような立場ではなかったので脇役なのは当然ですが、織田の変心に業界は驚いています」(芸能プロ関係者)
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それもそのはず。つい最近まで主役でないと仕事を受けないことで有名だったからだ。いったいなぜ、脇役オファーを受けたのか?
「表向きは『ヒロインを演じる伊藤沙莉と共演したかったから』と答えています。伊藤は2024年度前期のNHK朝の連続テレビ小説『虎に翼』でもヒロインに抜擢され、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの女優です。でも、ちょっと無理がある。自分が主役を務める作品に呼べば済む話なんです。おそらく仕事がないため、今回のオファーを受けたのだと思います」(同)
すでに現場の雰囲気が…
織田にオファーが来ない理由は至極明快だという。
「1本あたり300万円以上のギャラを取る割に、ヒット作が出ないんです。付き合いが長いフジは織田に対する温情から、過去にドラマや映画で大ヒットした『踊る大捜査線』シリーズの続編を打診したが、織田は『踊る―』で演じた青島俊作のようなコミカルな役は、もうやりたくないと断ってしまったそうなんです。フジにしたら、’20年のドラマ『SUITS/スーツ2』の視聴率がイマイチだったために続編の制作は難しく、『踊る―』が妥協案だったんですが…」(制作関係者)
ちなみに『ファトゥス~執行官』だが…。
「現在、収録中なのですが、早くも現場はギスギスしているそうです。織田が仕切ってしまうからです」(同)
気の強いことで知られる伊藤とぶつかるのは、時間の問題かもしれない。
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