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神戸山口組“警戒強化”と五代目山健組“全体集会”全容

神戸山口組は依然として分裂状態
神戸山口組は依然として分裂状態 (C)週刊実話Web

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、六代目山口組では各ブロック会議を中止した。しかし、依然として分裂状態にあり、特に攻撃を受け続けてきた神戸山口組側は、警戒強化を継続しているという。

「コロナ禍ということもあるだろうが、直系組長クラスは最低限の会合に終始しているようだ。昨年末、寺岡修若頭(俠友会会長=兵庫淡路)や宮下和美舎弟頭補佐(二代目西脇組組長=兵庫神戸)たちが集まって食事会を行ったが、場所も極秘やったと聞くで。

一昨年には五代目山健組(中田浩司組長)本部のそばで、週刊誌カメラマンを装ったヒットマンが組員2名を射殺する事件もあったし、どこに危険が潜んどるか分からんからな」(関西の組織関係者)

寺岡若頭が極秘で上京した際には、到着場所から移動せずに、集まった直系組長らと顔を合わせたという。

「本来ならば、駅や空港から車で会合場所まで行くもんやが、その分、姿を確認されるリスクが高くなる。最大限の注意を払っとったんやないか」(同)

1月21日には神戸山口組に残留した山健組系組幹部が、京都府内で車両にはねられ、降りてきた男数人にバットなどで暴行を受ける事件が発生。現状も踏まえ、京都府警は慎重に捜査を進めているという。

一方、神戸山口組を脱退した五代目山健組は、昨年12月13日に兵庫県内で納会を実施。全国から直参が集まり、穏やかな雰囲気に包まれていた。

分裂問題に影響を与える名門組織の動向

「脱退した直後から、六代目側内部には『五代目山健組に手を出すな』と、不干渉とも取れる通達が出された。だからと言って、敵対関係が解消されたわけではないが、少なくとも抗争事件は避けられるだろう。今は西川良男若頭の新執行部体制で、団結を強めていく時期にあるようだ」(同)

1月5日に執行部会が行われ、20日には年明け初の全体会合が実施された。

「直参の中西章泰・四代目今倉組組長が、昨年末に出所したんだ。服役中に山健組の脱退騒動が持ち上がったが、中西組長は当初から中田組長に付いていくと意思表示していたそうだ。出所の報告もあって、全直参での会合を行ったんじゃないか」(他団体幹部)

三代目弘道会系組員への銃撃事件で、実行犯とされた中田組長の逮捕から約1年が経過。組指針を「信賞必罰」とし、組織としての方針も見えてきたという。

「指針の裏には〝結果重視〟という意味合いを感じる。一本独鈷の道を歩む上では、組織の存続に懸ける思いも違ってくるだろう。何より、中田組長の帰りを全員で待つ、という決意が、五代目山健組の根幹をなしているように思える」(同)

名門組織だけに、今後も山口組の分裂問題に影響を与えることになりそうだ。

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