(画像)Shag 7799/Shutterstock
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「岸田首相襲撃事件」近隣住民が語る容疑者の素顔…山上被告と酷似する点も

安倍晋三元首相銃撃から9カ月、今度は岸田文雄首相を狙ったとみられる襲撃事件が起きた。4月15日、衆院補欠選挙応援演説のため、和歌山入りした岸田首相に爆発物が投げつけられたのだ。


「爆弾テロをやりそうな奴は、相応に警察はマークしている。だが、今回逮捕された24歳の男はまったくノーマークな上、一匹オオカミの単独犯。専門的に言うといわゆる『ローンオフェンダー』だ」(公安関係者)


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威力業務妨害容疑で和歌山県警に現行犯逮捕されたのは、兵庫県川西市の職業不詳、木村隆二容疑者。事件現場となった和歌山市の雑賀崎漁港から約130キロ離れた木村容疑者の自宅周辺での評判は〝好青年〟だった。


「兄と姉の3人兄弟で、父親の姿は数年前から見かけなくなったという。近所の人と顔を合わせれば、隆二はペコリとあいさつする子で、母親ともよく買い物に出掛けていた。また、自宅庭のガーデニングには力が入っていて、その世話は隆二がしていた。さらに、最近はギターの練習にも熱心で〝爆弾テロ〟を起こす前日もギター片手に歌を歌っていたのを近所の人が目撃している。いずれにしても、おとなしい母親思いの息子だったのが、自宅周辺での姿です」(夕刊紙記者)

引きこもりがちな生活

小学校の複数の同級生らによると、小学校の卒業文集には将来の夢を「パティシエか発明家」になりたいと書いていた。

「木村容疑者は、高校を卒業してから長く働いた様子もなく、最近は家に引きこもりがちになっていた。表向きは現在放送されているNHK朝ドラ『らんまん』のモデルとして知られる植物学者・牧野富太郎ばりの植物好きの好青年を装い、裏で爆弾魔と化し〝首相暗殺未遂事件〟をやらかした。これは安倍元首相を銃殺した山上徹也被告とも酷似します。完全ノーマークのローンオフェンダー…。こうした単独テロリストに、日本の警察は今後どう対処していくのか、警備態勢を含め喫緊の課題です」(前出・公安関係者)


発明家になりたかったという木村容疑者は、どこで道を誤ったのか。