上戸彩 (C)週刊実話Web
上戸彩 (C)週刊実話Web

「この人たち出していいの!?」『昼顔』出演俳優2名に問題アリ!再放送に賛否

4月12日から、2014年7月期に放送されたフジテレビ系の連続ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』の再放送が関東地区で始まり、物議を醸している。


同作は、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の仏・伊合作映画『昼顔』をオマージュしたオリジナル作品。主演の上戸彩が演じるスーパーのパート店員の主婦が「車上荒らし」に遭遇し、犯人の高校生の担任教師(斎藤工)と知り合い、禁断の不倫に溺れる姿を描く。


【関連】上戸彩が第3子出産後の濡れ場決断!? ”進化した爆豊満”に業界が注目か ほか全放送回の平均視聴率は13.9%を記録。「第82回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」で脚本賞ほかを受賞し、この年の「新語・流行語大賞」の候補50語にもノミネートされるなど、大ブームになり、劇場版も公開された。

ネットニュース狙い!?

確かに、当時よりコンプライアンスが厳しくなり、不倫に対する視聴者の嫌悪感も強まっているフシはあるが、何が問題なのか。

「車上荒らしをした高校生を演じていたのは、20年10月にひき逃げ事故を起こして逮捕された(のちに不起訴)伊藤健太郎なんです。しかも、吉瀬美智子演じるもう一人の不倫妻の夫は木下ほうか。こちらも女優に対する〝性加害報道〟で、事実上の引退に追い込まれている。この2人の姿が平日の昼に地上波で流されることに、ネット上で驚きの声が上がっているんですよ」(芸能ライター)


ただ、不起訴になった伊藤はすでに俳優業に復帰しているし、木下も最初の報道には事実を認めて謝罪。一部の報道については「事実と異なる点がある」として裁判で争う姿勢を見せている。


「薬物事件での逮捕のように一発アウトの事例ではありませんが、今のご時世、問題を起こした俳優が2人も出演しているドラマをわざわざ再放送する民放はありませんからね。フジテレビの決断に、ネットでも賛否が分かれているようです」(同・ライター)


これには、フジテレビの「焦り」も見てとれるという。


「表向きは、13日からスタートする木曜劇場のドラマ『あなたがしてくれなくても』の宣伝のための〝不倫ドラマ〟の再放送という位置付けですが、『昼顔』を流せば、こうやって伊藤や木下のネタがネットニュースに流され、今回の木曜劇場が注目されるという計算があったはずです。それと、昼の情報番組『ぽかぽか』が最初から視聴率の爆死も織り込み済みで、放送枠縮小が前提でスタート。代わりに再放送枠を拡大するため、こちらの枠も失敗が許されないという危機感もあったのでしょう」(同・ライター)


最近の民放各局は、人気ドラマの再放送は控え気味にして、自社の配信サイト限定で視聴を促すスタイルに移行しているが、フジテレビはそんな悠長なことは言ってられないというわけか。