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JRA重賞『桜花賞』(GⅠ)映画評論家・秋本鉄次の“ざっくり”予想!

秋本鉄次
秋本鉄次(C)週刊実話Web 

先週の大阪杯、一応当たったのだから〝連敗阻止〟と言えるのかもしれないが、たった8倍強の馬連のみ的中では、投資額の3分の1も回収できない大ガミ興行のオソマツとなった。〝GⅠで足りるのか?〟と思われた2番人気武豊ジャックドールが逃げ切り、肉薄した1番人気ルメールのスターズオンアースも昨秋以来の長休が懸念されたが、惜しい2着に入り、終わってみれば順当そのもの。肝心の人気薄馬で、3連複の波乱の片棒を担ぎ3着に入ったのは、10番人気の横山和ダノンザキッドだった。2桁人気の穴馬は、個人的には12番人気の坂井ポタジェを抜擢したのだが、こっちだったかぁ~と唇を噛んでもアトの祭りだった。

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さらに言えば、私の本命・対抗だった川田ヴェルトライゼンテ、松山ヒシイグアスは9着、7着と掲示板にすら乗らない痛い敗戦となった。それでも一応的中となるのは、苦し紛れの〝ボックス作戦〟の賜物か? それにしてもジャックドールを勝利に導いた武豊は54歳。これでJRA史上最年長GⅠ制覇となったのは、あっぱれとしか言いようがない。『齢がバレる』と武豊は照れたが、〝中高年の〟星であることは間違いない。まだまだ現役続行して欲しいものだ。

休む間もなく、今週のGⅠは桜花賞。クラシック第1弾だけに力が入る。〝牝馬の鉄〟の見せどころ、と力が入る。軸は即決。暮れの阪神JFを楽勝したリバティアイランドが同じ阪神、同距離ならほとんど〝鉄板〟に近いだろう。鞍上も引き続き川田だし、よほどのアクシデントでもない限り、鬼に金棒、弁慶に薙刀?

問題は相手選び。これが結構難解で、おそらく2番人気は武豊ライトクオンタム。前走・シンザン記念で紅一点ながら牡馬をなで切りだけに、軽く扱えない。ただ馬体重420キロ台と小柄。女優も牝馬も大柄、グラマラスが好きな〝牝馬の鉄〟ゆえに強く推せない。昨年の1番人気横山武ナミュールも426キロで凡走したっけ。それよりクイーンCの勝ち馬で、川田からルメールにスイッチのハーパーを上位にしたい。

“映画連想馬券”の本命はハーパー

松山が乗ることになったエミューも穴にとも思ったが、こちらも前走414キロといかにも小柄。鞍上は魅力だが、今回はパス。前出の武豊から和田竜に乗り替わりが少々不安ではあるものの、モズメイメイは〝逃げ一頭〟っぽいので要注意。さらに言えば、そのモズメイメイに前走・チューリップSでは惜敗した鮫島駿コナコーストが今度は怖いかも。同組では3着の横山武ペリファーニアが人気薄でも面白い。おまけに馬体重がたぶん490キロ台で、メンバー中最も大柄なのが魅力を感じたりして。唯一リバティアイランドを昨秋のアルテミスSで負かしている坂井ラヴェルは前走負けすぎだし、今度もフルゲートの8枠(17番枠)なのも痛い。4~5番人気にはなるだろう吉田隼のドゥアイスはマイラーとは思えない。逆にマイルでこその岩田望シングザットソングを買いたい。あとは重賞2勝の杉原キタウイングは阪神不得手とみて、買わない。

またプロ野球の話題で恐縮だが、私は競馬と野球が〝2大娯楽〟なもんでお許しを。開幕してから1週間が経ったが、セリーグはわがスワロースが5勝1敗で首位に立ち、阪神も好調。パリーグは早くもオリックスとソフトバンクのマッチレースの様相。安酒かっくらいながら、長丁場を一喜一憂しながら楽しむ醍醐味を満喫したい。

さて、例によっての〝映画連想馬券〟。今回はハーパーから、往年のハリウッド・スター、ポール・ニューマン主演の『動く標的』(66年)はいかが。原題がそのものズバリの〝HARPER〟だからだ。ハードボイルド小説の大御所ロス・マクドナルドの原作では、主人公の名はリュー・アーチャーだが、映画化にあたってニューマンの意向でルー・ハーパーとなった。欲が絡んだ大富豪の失踪事件に挑むタフガイ探偵をニューマンが雰囲気たっぷりに演じて、続編も作られたほど、当たり役となった。ラストシーンの彼のポーズも素敵だ。

買い目は、軸不動の③リバティアイランドから②⑤⑥⑨⑫⑭へ馬連&3連複。馬連の③⑤、③⑨、③⑭、3連複の③⑤縛りは一応厚目に。“牝馬好き”としては、ぜひ当てたい!

秋本鉄次
映画評論家。〝飲む・打つ・観る〟〝映画は女優で観る〟をモットーに、娯楽映画、中でも金髪女優の評論にかけては業界随一。著書に『パツキン一筋50年 パツキンとカラダを目当てに映画を見続けた男』(キネマ旬報社)など。

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